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カテゴリ:学校の教育
温故知新と言う言葉はよく聞きます。
この言葉は、論語の次の為政第二に由来しています。 子曰わく、故(ふる)きを温(あたた)めて新しきを知る、以って師と為(な)るべし。(為政第二) 訳:先生がいわれた、「古いことに習熟(しゅうじゅく)して新しいこともわきまえれば、教師となれるであろう。」 人間生活には、人(生活規範)として変わってはいけない事が多々あります。 その古(いにしえ)の伝統・教えを良く学び、それを基にしつつさらに新しいものを探究(たんきゅう)する。これが重要なのです。 新しいものを追い求めて古(いにしえ)の教えを「古い」といって捨てさることは、「社会規範」を捨てることにつながります。 人類は、現世人類(Homo sapiens sapiens)になったクロマニオン人から考えても約5万年以上も経っています。 縄文時代人の生活の智恵・文化の良さもあり、先進諸国の生活の智恵・文化、最新技術の良さもあります。 人は、一般に古いものを重視する人とその反対に新しいものを重視する人がいます。 古い伝統を守ることは重要ですが、その古いことに囚(とら)われ過ぎては頑固(がんこ)になりそこに留(とど)まってしまいます。 反対に新しいものばかりを追い過ぎても昔からの伝統がなくなってしまいます。 その兼ね合いが大切です。 温故(おんこ)が知新(ちしん)の原因となり、また知新が温故の条件であることを考える必要があるのです。一方だけに偏(かたよ)ってはならないのです。 現在の日本社会は、人として、人間生活上必要なことを「古い」といってどこかえ置いて来てしまっています。 孔子は、新しいもの、間違ったものを追い求めることの害を述べています。 <こころ> 人気ブログランキングに参加しています。 クリックお願いします。m(_ _)m どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.01 05:41:13
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