煙か土か食い物(舞城王太郎)
楽天リンクスのコミュニティ「ミステリ大好き!」の「9月(2006)に読んだ,オススメミステリ」でみっつ君が紹介してくれた、舞城王太郎の「煙か土か食い物」(Smoke, Soil or Sacrifices,2001)を読んだ。最初の1ページを読んで「何だこれは?」と思ったのだが,そこで文体に慣れ,2ページ目から最後まではあっという間だった(笑)おもしろかった。テンポよくさかさか進んでいくうちに,謎解きあり,アクションあり,家庭内暴力ありで,あっという間に終点。結局主人公で天才外科医の奈津川四郎の活躍と,彼の兄弟全員の「強さ」だけが印象に残った。彼らに比べて陰が薄くかわいそうだったのが,「犯人」と「名探偵」。「ルンババ」こと番場潤ニ郎名探偵は,川原で四郎に棺桶がタイムマシンだといい,この部分は思わせぶりでおもしろかったのだが,川原にいったのは推理からではなく,二郎が残したメモから,しかも犯人の家を見つけるところまではいったのだが,その場で殺されてしまった(笑)舞城王太郎の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (舞城王太郎)からごらんください。━Your Click Cheers Me Lot━━━━ このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックス&DVD煙か土か食い物 舞城王太郎記事関連のオススメ日記ミステリの部屋(samiadoさん) 本格ミステリと旅の写真(☆かよさん)トカトントン(デヘヘヘラーさん) cascade0920さん