カテゴリ:クッキング
夜中にやっとこさ。
リナに朝ごはんのデザートに食べたいからと リクエストなのかプレッシャーを与えてくれたので奮起した。 毎年の栗仕事。 6回茹でこぼしを終えた栗。 今回は重曹少な目に大根おろし多目にで茹でこぼししてみた。 茹でこぼす毎に爪楊枝で丁寧に筋や羽を取り除いていく。 無理に剥がそうとしたら渋皮に傷が出来てしまう。 傷が出来ると割れたり裂けたりしてしまうから焦らないこと。 今年のは渋皮が少し堅めなのか実が堅めなのか割れないわ。 今年は酷暑だからかカナリ収穫も早かったものね。 釘煮を毎年炊く幸せのあるお方、 梅干しを毎年漬ける幸せのあるお方、 遣れる幸せを噛みしめるね。 私は渋皮煮を作れる幸せだな。 毎年が毎年来るとは限らない。 あぁ、今年も遣れたなぁって感謝する。 朝、リナが『ママおはよう。渋皮煮、出来たぁ?』と聞く。 小さく割ってシロップつけて一口ポイッと食べさせてやる。 『う~ん、この味なのよねぇ。ちょっと今回皮が堅いね』 と一丁前な事を言うから、ちゃんと分かってらっしゃる(笑) 『ママはどうやって覚えたの渋皮煮?』 「埼玉に居る頃さぁ、リナがまだ生まれる前に ママが勤めてた銀行で毎年秋になると渋皮煮を沢山作って来てくれる上司がいてね、休憩時間におやつタイムで配ってくれて、ママ食べた時にマロングラッセか!?って思うほど衝撃受けて、ママが弟子入りして教えてもらったんだよ、東松山の婦人部のレシピなんよ」 『ふ~ん、リナも大人になったら作ろっかなぁ。ママさぁ、死ぬまでに色んなレシピ、リナに書いて残しておいてね』 「( ̄∇ ̄)💧はい、死ぬまでに色んなレシピ残しておきます。」 『あのさ、おばあちゃんとママの天麩羅のレシピもね。あのかき揚げはずっと食べてられる。』 いつ死ぬかは分からないけど(苦笑) 私もお母さんのごはんが食べたい時があるから お母さんの味付けの調合比率を聞いたりする。 お母さんに書いてもらった味付け比率の紙を台所に貼ってる。 お料理って受け継いでいくんだなぁ。 そう思うと、うちのお母さんはお嬢様育ちで、 家は商売屋だったし、 おばあちゃん(母のお母さん)はご飯を作る人では無かったから、 寂しいだろうかとも考えるが、 お父さんと二人で実家を出て、1からスタートの貧乏生活に お母さんは苦労して、沢山お料理を学んだだろうと思うが、 鳥カゴから羽ばたいたお母さんは、 凄く貧乏でも自由な世界に、 「あんた達が小さかった頃は貧乏屋で必死だったけど、お母さんあの頃が一番幸せだったわぁ」 とウットリ、新しく建てた一軒目の家で話していたのを思い出す。 小さな貸家の台所には、キューピー3分クッキングの定期購読本が 沢山綴り紐で綴じられていて、絵本のない当時の我が家では 私はそれをみるのが楽しくて、挿し絵のデブの外国人のママが 特にブクッとした腕がお祖母ちゃんに似てるなぁと思ったりした。 弟とよく「これとこれどっちが食べたい?せーのぉ、コレ!!」と 食べれる訳でも無いが、指差しして遊んで面白かったなぁ。 リナが好きな食べ物はレシピを残しておこう。 なんだか、軽い終活みたいに感じてしまう(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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