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アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha)が大好きだ。 突然何かと言うと、昨日カミュのブランデーを見て、やっぱり良いなぁと再認識したから。 美しい女性と花を形作る柔らかな曲線と言い、ポスターと言う所謂広告媒体なのに、派手な色を抑えた優しい色彩と言い・・・ ミュシャが世間に広く認められたのは、同名の舞台の宣伝ポスター「ジスモンダ」だ。 その後もポスター、挿絵に止まらず、室内装飾や宝飾品、舞台衣装や切手、紙幣のデザインまで手がける。 ミュシャと言えば「ポスター画家」と言うイメージが強いかと思われるが、実は「グラフィック・デザイナー」なのだ。 そんなミュシャだが、晩年は時代に翻弄される祖国チェコスロバキアに戻り、無償で「スラブ叙事詩」と言うスラブ民族の歴史を描く。 これは最大6m×8m、20枚にも及ぶ壮大な連作だが、ミュシャらしくない点が一点。 アール・ヌーヴォー様式ではなく、古く伝統的な手法で描かれたこの絵は、最もミュシャらしくなく、最もミュシャが描きたかった絵なのだろうと思う。 TVやネットでしか見たことは無いが、それでも心に響くものがあるのだ。 でも、ミュシャのミュシャらしい絵のほうが好きだけど。 「四季」とか「四つの花」とかの連作は見ているだけで何かムズガユイ気持ちになるw 心が何かで満たされる感じがするのだ。 機会があれば見てみてはいかがだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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