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テーマ:たわごと(26888)
カテゴリ:飲み食い
夏休みになり、野生児である我が家の長女が朝から晩まで、川で田んぼで森で沼で遊びまくるため、大量の洗濯物が出る。
必然的に3度目か4度目の洗濯機が回った後、妻が「洗濯物がぜんぜん乾かないから、ちょっとコインランドリー行ってくるけど、何かいる?」と聞いてくるような事態になる。 晩飯をちょっと気合入れて食ってしまったため「ん~、何か飲み物」と言う控えめなお願いをした俺に「お土産~」と妻が差し出したものは「帰ってきた80'sヨーヨー&復刻デザインボトル」と書かれたビンのコカ・コーラとスプライト。 いやぁ、俺の心をわしづかみにするポイントを心得てるな~。 小学生の頃、ヨーヨーブームの真っ只中に居た俺は、親に言ってヨーヨーを買ってもらった。 でも、どんなヨーヨーが良いのかも分からないし、どんなデザインのヨーヨーがあるのかも知らなかった俺は、とりあえず「コーラのヨーヨー買って」とお願いしたんだと思う。 親が買ってきたのは、ずばりコカコーラのマークが入った「スーパーヨーヨー」だった。 ものすごく使いやすくて、1ヶ月くらいで説明書に書いてある技を全部習得した俺は、意気揚揚と近所で開かれたヨーヨー大会に向かった。 近所の酒屋の駐車場に「通訳兼司会者」と一緒に現れたのは、コカコーラのマークが胸に入った真っ赤なブレザーを着込み、これも同じくコカコーラのマークが入った白い帽子をかぶった黒人の兄ちゃん。 一応「ヨーヨーチャンピオン」との触れ込みだったが、宮城の片田舎にやってくるような人は多分本物のチャンピオンじゃなかっただろう。 でも、やっぱりその場にいた誰よりも上手だったのは流石。 チャンピオンの一連の技披露が終わった後、その場に集まった20人~30人ほどの小学生全員でヨーヨー勝負を行い、優勝者には「ギャラクシーヨーヨー」と言う非売品(だったか、他のヨーヨーの倍くらいの値段だったかだと思う)のヨーヨーがもらえると言うイベントが行われた。 当時3年生だった俺は、上級生をバッタバッタとなぎ倒し、当然のように決勝戦に駒を進めた。 6年生との直接対決は、壮絶なサドンデスでも決着がつかず、結局「宇宙一周」を長く続けられた方が勝ちと言う勝負になった。 20回転め位で相手のヨーヨーが体の何処かに当たったらしく(自分のヨーヨーだけで精一杯で相手の方など見てない)、見事優勝する事が出来た。 商品でもらった銀色に輝く「ギャラクシーヨーヨー」は、友達に自慢するには良かったのだが、実際に遊ぶには使いづらく、結局最初に買った「スーパーヨーヨー」を使いつづけたもんだった。 さて、長々と自慢話を書いてきたが、何が言いたいかと言うと、妻が買ってきてくれたヨーヨーがまさしく「赤いコカコーラのスーパーヨーヨー」と「銀ラメのギャラクシーヨーヨー」だったのだ。 このシリーズで欲しいものは全て手に入った事になる。何時もなら何個もダブったりしてかなりの散財になるのだけど・・・ 妻の引きの強さに感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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