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2019.02.23
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カテゴリ:ヘルシーライフ


2月19日の日経新聞に「寒い家ほど高血圧に?」というタイトルの記事が出ていました。
普段あまり気にしていない室内の温度管理ですが、住宅のリフォーム時などの参考になるため、少しまとめてみました。

〇寒さで血圧が上がる仕組み


寒くなると血圧が上昇するなど、気温と血圧の関係はよく知られています。寒さを感じると交感神経が緊張し、血管を収縮させますが、これは体内の熱を外に逃がさないようにするため末梢血管を収縮させるという生体の防御反応によるものです。

〇高血圧が続くと動脈硬化を招く


末梢血管が収縮すれば血圧は当然上がりますが、動脈血管の壁に対して高い圧力がかかり続けると、それに対抗するように血管の壁も厚く硬くなり動脈硬化を招くことになります。また高い圧力が血管の内側にある血管内皮細胞を障害することも動脈硬化を進展させる要因となります。

このため、血圧が高くなる寒い季節は外出する時は暖かい服装にするとともに、家の中では部屋の温度をあたたくすることが必要なのです。

 

〇日本サステナブル建築協会による調査結果​

住宅の断熱改修(リフォーム)による影響を調べるために成人の男女2635人を対象に調査が行われました。日本サステナブル建築協会は建築や医学分野の有識者で構成されている団体です。

性別や、年齢、飲酒習慣を考慮したうえで、調査対象を床付近の冬季の平均室温15度未満に家に住むグループと15度以上の家に住むグループの2群に分けて調査したところ、平均室温15度未満に住むグループは15度以上のグループに比べて、高血圧で通院している確率が約1.5倍高かったという結果が得られました。

調査グループのメンバーである慶応大学の伊香賀俊治教授によれば、「室温が低いことによる血圧の変動が繰り返されることで血管が徐々に硬くなり慢性的な高血圧につながると考えられる」とのことです。また、通院を要するような慢性疾患の患者さんで、寒い家では不調を抱える人も多いという傾向も明らかになったとのことです。

高血圧だけでなく熱中症などを防ぐためにも室温の管理は重要であることはよくわかっていますが、家を新築する場合やリフォームする場合には、今後は室温管理の問題も頭に十分叩き込んで業者さんと話をする必要がありますね。








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最終更新日  2019.02.23 11:05:35
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