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カテゴリ:スズムシ
それだけではない。西洋人が簡単に中国語をマスターできるのは、文法にある。「我要喝黄酒」は英語では、I want to drink yellow wine.(黄酒とは紹興酒のこと)となり、S+V+Oの構文は同じで、どちらもhead-first languageだ。私(オレ)が先にくる。日本人、とくに大阪では、この順序はあいまいだ。下手なカタカナ英語を使うと日本語。文法はアバウトなのだ。「やっぱ、紹興酒やな、ホンマにオレが飲みたいんや」順序を無視しても通じる。
Crazy English(フォン・クオン・イン・ユイ)で中国本土で引っぱりだこのリー・ヤンは述べる。「日本人は、口をもごもごしているだけで、英語の発音はできない。彼らは英語の学習にめちゃくちゃカネを使うがモノにできない。日本人に英語を教えるのは、発音に甘い英米人ではない。我々中国人が日本人に英語を教える時代がきた」 私はこの発言で火がついた。中国人と英語で勝負できるのは、ナニワ英語道と、東京の紘道館だけだ、と吼えたくなった。(つづく)
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