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カテゴリ:スズムシ
中国人の好きな、「四知」。日本では「禅と陽明学」の大家、安岡正篤がよく引用されている。「だれも見ていないじゃないか」とワイロを渡されても、断る。「私も知っている、あなたも知っている、天も知っている、地も知っている」。 この言葉にジーンときたものだが、この言葉の意味は、私が調査したところ、中国人の解釈は全く反対だった。「みんなも知っている、安心して、カネをとれ」。じゃ、といってワイロを取るのが、四知。 本当?信じられない。中国に関しては、もっともっと知りたいことがある。とにかく、僅か一週間、上海を知るだけで精一杯。ここはまるで大阪(50年前の)。ごった返している。カオス状態。運転手のマナーも、通行人のマナーもわるい。 一人の日本人とも話しかけず、東京へ国際電話もかけず、汗びっしょりになって、下手な中国語を使い、上海の街を駈けずり回った。学んだ標準語(プートンファ)が上海では通じない。感冒薬を買うのも一苦労。ホテルで一日中寝込んだ。脂っこく、辛い中国料理で、胃の調子が悪くなった。 やっと成田へ戻った。「お疲れさま」と労をねぎらってくれた。お疲れさまは、英語ではGood work. 英語にはない。しかし、中国語にはある。辛苦了(シンクーラ)
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余暇に、中国語をやるべきか考えました。
グローバルに対話できる、音声チャットでは 英語が共通言語です。米国人のためにあるものが、 今では、中国人の参加が、ものすごく増えています。 彼らの英語力は脅威です。もう10年もすれば、中国人は英語を普通に話すと思います。 ならば英語道を邁進したほうが賢明ととらえました。 (2011年08月18日 07時26分08秒)
「四知」のお話は、中国では有名なジョークです。
日本にはこのように古典を曲解するジョークが少ないのですが、中国では誰かがジョークを考えると、微波というツイッターのようなものであっというまに広がります。 9月には一年ぶりに紘道館にお邪魔したいと思いますのでよろしくお願いいたします。 (2011年08月19日 17時53分44秒) |