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2003年12月19日
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向田邦子の"美しき秘め事"
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向田邦子(むこうだ・くにこ)<1929-1981> 
脚本家、小説家、随筆家。放送作家、シナリオライター。

 向田邦子没後23年。映画『阿修羅のごとく』が公開され話題を呼んでいます。「阿修羅のごとく」は向田邦子の原点ともいえる作品です。向田邦子が書いたテレビドラマの脚本は、なんと1000本以上。ラジオドラマは1万本を超えるといいます。「だいこんの花」や「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」ホームドラマの女王的な活躍をし、私の青春時代をTVの前に釘付けにしたものです。”向田ドラマ”が見事再評価される気運になっていって欲しいものです。
 向田邦子さんは、私の死んだ母と同じ年齢。何冊かの本を読み返し、何本かの「向田邦子傑作ドラマシリーズ」のビデオ(『寺内貫太郎一家』『思い出トランプ』『麗子の足』『女の人差し指』『隣の女』の5巻。)を観、深い感慨を得ました。しかしながら、それらはどれも若い時には気づかなかったことが今は良くわかるような気がして、ここ数日、向田邦子という一人の女にのめり込んでしまいました。


特に「隣の女(現代西鶴物語)」では、このドラマのキーとなる台詞にずっと特別な感慨を持ってきただけに、今回再見してみてその感慨が確信に近いものとなりました。
ドラマはそれほどの不満もない平凡な日常を送っている主婦サチ子(桃井かおり)がアパートの隣の女(浅丘ルリ子)の部屋を訪ねて来た男(根津甚八)と女の会話を壁ごしに聞くことから始まります。房中、女が男に上野から谷川岳までの駅名を聞く・・・。「上野。尾久。赤羽。浦和。大宮。上尾。桶川。北本。鴻巣。吹上。行田。熊谷。籠原。深谷」男の声は低いが、響きのよい深い声である。ひとつひとつの駅名をまるで詩をよむように言う。誘い込まれるように壁に近づき、聞いているサチ子。少しずつ、その声に酔ってくる。・・・・・。「岡部。本圧。神保原。新町。倉賀野。高崎。井野。新前橋。群馬総社。八木原。渋川。敷島。津久田。岩本。沼田。後閑。上牧。水上。湯檜曾。土合」サチ子、目をとじる。体中の力が脱ける。のぼりつめてゆく。そして、頂きがきてぐったりする・・・。(原文のまま)・・・・・ある日サチ子は、偶然目の前にいるその男が赤電話をかける声を聞き、あの時の隣の男である事に気づき男と見詰め合ってしまう。そして、その男と性急な恋をしてしまう。「一生の思い出」であったはずの恋は、財布に男が入れた3万円の発見に冷水を浴びせられたような気持ちになる。3万円を返さないと「一生の思い出」になりえないこの恋のために彼女は衝動的にその恋人を追ってニューヨークへ行ってしまう.....。ミシンをかけて内職している平凡な人妻が壁の向うの気配から非日常的にめぐり合った恋に揺れる女心の機微を見事に描いた傑作です。平凡な人妻の性への冒険と心理に迫っていて、桃井かおりと浅丘ルリ子の女の直感=超能力合戦も面白いです。副題にあるように現代版の西鶴道行を意識したものですが、このドラマの圧巻は、その恋人と別れ帰宅した彼女と、それを黙って迎え入れる夫(林隆三)との、なんとも物悲しくも美しい心理描写にある。こういう実際は有りそうでない非日常を日常的なドラマに仕立て上げる向田邦子の上手さには感心を越えてぞっとさせられました。私までが初見以来駅名を繰り返す声がいまも脳裏に残っています。(笑)
 一人の女”向田邦子”というドラマは私にはあまりにもなまなましい”女の秘密”を垣間見せてくれました。日常的な恋愛を描きながら、その裏側には女性の「性」が横たわっており作品に秘められた”素顔の向田邦子”を知れば知るほど母性とは違った”女の凄み”というものを感じさせられます。今、あらためて向田邦子という女が偲ばれます。



1929年(昭和4年)11月28日、東京府荏原郡世田谷町(現・世田谷区)生まれ。東京出身。保険会社に勤める父の転勤により日本各地を転々とする。実践女子専門学校(現・実践女子大)国語科卒。
映画雑誌の編集者を経てラジオ、テレビの台本・脚本を数多く書き、昭和30年代終わりから50年代にかけてテレビドラマの高視聴率作家の座を維持。ラジオエッセイで「森繁の重役読本」、「向田ドラマ」の代表作として、「七人の孫」(昭和39年)、「だいこんの花」(昭和45年)、「寺内貫太郎一家」(昭和49年)、「阿修羅のごとく」(昭和54年)、「あ・うん」(昭和55年)、「隣りの女」(昭和56年)など…。数々の名作を世に送り出した作家・向田邦子。



1975年(昭和50年)、46歳のときに乳癌で手術を受ける。それをきっかけに随筆やエッセイをかき始め、故・山本夏彦は週刊文春の彼女の連載を読んで「向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である」と絶賛した(山本夏彦『恋に似たもの』所収)。



小説新潮に連載された短篇小説集 『思い出トランプ』に収められた「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で1980年(昭和55年)第83回直木賞を受賞。小説誌に連載中の読切り短編が同賞の候補になること自体、異例中の異例のことだった。このとき選考委員だった山口瞳は「選者よりうまい候補者に出会うのは、驚きであり、かつ、いささか困ることでもある」と絶賛した。



1981年(昭和56年)8月22日、旅行先の台湾での航空機事故で急逝。享年51歳。
小説の執筆も始めて直木賞を受賞、さらなる活躍を期待されたその矢先での急逝だった。



エッセイ集に『父の詫び状』(1978年)『夜中の薔薇』、長編『あ・うん』(1982年)、作品集『隣の女』(1982年)など。鋭敏で独特の感性と深い人間洞察、鋭い斬れ味の文章や巧みな台詞を端正な日本語でつづった随筆や小説、シナリオ集は今なお人々に愛されている。


1

向田邦子の恋~二つの茶碗「向田邦子の恋文」向田 和子(著)

次々と話題作を書き飛ばす美人で独身の女流作家、向田邦子。売れっ子で超多忙の脚本家時代、彼女は東京・青山のマンションに猫と一緒に暮らしていました。好奇心旺盛で、大胆で、せっかちで、おいしい物好き。気に入ったとなったらとことん愛する。おしゃれで、楽しくてにぎやかなことが好きだった半面、自身は独身を通していた彼女の恋愛は、ごく親しい人にもほとんど語られていませんでした。
しかし彼女には愛情をそそぎ、あたたかく見守る恋人の存在がありました。
「.....でも、写真の中の姉の表情は私の見慣れていたものとは微妙に違った。どこか遠くを見つめている。かと思うと、カメラに親しげな眼差しとあたたかい表情を送っている。二十代の輝きときらめき、可憐さ。その一方で、憂いと暗さのようなものも感じられる。それに、撮影者その人の眼差しを感じる・・・・・。」(「向田邦子の恋文」向田 和子著)
カメラマンN氏との不倫の恋。N氏は記録映画のカメラマンで、脳卒中で倒れ、実家の離れにひとりで暮らしていました。向田さんの父親は厳しい人で、バツ一の彼との結婚なんて絶対許可されることは無く、通い妻的な交際をしていたのです。外泊はなく、毎晩料理を作り一緒に食べて語らいPM10:00頃には、自分の家に帰っていったのです。忙しい合間を縫ってはN氏の元へ足しげく通う向田さんと、そんな彼女を気遣うN氏。二人の間には、秘密を共有し深く強い絆と信頼がありました。一途な恋でした。大人の関係だったんですね。N氏は向田邦子に”書く”ことを気づかせ、彼女をうまく育てた人であったそうです。向田邦子は見事に”秘め事”にして封じ込めてしまっていたのです。しかしながらN氏の死は突然で、自らの死を選んだという。
この「秘めた恋」は急逝の直後に見つかっていた向田邦子の手紙とN氏の日記、そして妹和子の回想で綴られた「向田邦子の恋文」で明らかにされました。
――N氏と生きた時間の中で、姉はどれだけの生きる糧をもらったことだろう。大きな影響と惜しみない言葉、言葉にならないものの中に姉は生きる糧の本質を見たのではないだろうか。そこに姉の“書く”原点があったように思う。
    (向田和子「向田邦子の恋文」新潮社刊より)

向田和子[ムコウダカズコ]
昭和13(1938)年、向田家の三女として東京に生まれる。長姉は向田邦子。実践女子短期大学を卒業後、保険会社などに勤務。その後、喫茶店経営を経て、姉邦子とともに東京赤坂に惣菜・酒の店『ままや』を開店。『ままや』は平成10年3月、20年間の営業を経て閉店。



向田邦子写真館 























ekato
YOKO MY LOVE


KUNIKO MY LOVE

私の”わしふぃーるど”なんぞ、深遠な”向田ワールド”にあっさり飲み込まれてしまいましたァ。所詮”男”なんて.....。寝たきりの恋人との関係には、向田邦子の純度の高い“セクシャリティー”が隠されているように思います。恋人の”死”、自分の乳癌を踏み越えての自分の女としての”性と生”を表現するエロティシズムの作家でもあったような気がします。
その無念の「死」は......。
向田さん、天国で私の亡き母と仲良くお酌でもして楽しくやっててくれると嬉しいです!まだ母性も恋しいんだなこれがまた。あ、うん!
マイ・オークションをごらんください



CAT-O







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最終更新日  2003年12月23日 11時07分40秒
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