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カテゴリ:不動産投資を学ぶ
相良利満(さらり・みつる)です。
ポチッと応援お願いします!→不動産blogランキング NPVには、割引率という考え方があります。手元に100万円あって、利子率1%の銀行預金をしたとすると、1年後には101万円になっています。タンス預金だったら100万円は1年後も100万円です。 では、1年後の100万円は、今の価値にするといくらになるか?ここで割引率です。 割引率=1/(1+利子率)で計算できます。 利子率を1%とすると、1/(1+0.01)=0.99 となります。 100万円x割引率0.99=99万円 「25年使える新築アパートがあります。土地は1000万円、建物は1500万円、購入諸経費は200万円、家賃は年間250万円。買いますか?」と言った物件があった場合、国債等の金融商品と比べてお買い得なのか考えてみたいと思います。なお、国債等の税引き後の利回りは2%とします。 不動産所有するには、様々な手数料や税金がかかりますし、所有してからも固定資産税や火災保険などは黙っていても出て行きます。そのほかに、維持・運営するに為には、管理費や光熱費、清掃費、原状回復費、修繕費などがかかります。 賃料も空室の期間などを想定しますし、毎年の家賃の下落も考慮します。これらを想定満室賃料から引いて実行総収入とします。 実行総収入から運営費を引いたものが、営業純利益となります。さらに営業純利益から建物の償却費を引いて実効税率30%を引くと税引き後のキャッシュフローが出ます。これに対して割引率2%(期待する税引き後の利回り)を25年分計算します。 なお、建物は25年で使えなくなりますが、土地はそのまま残ります。ここでは土地を売却しない事にしてあります。土地を売却する場合は、建物の解体費を引いて25年目のキャッシュフローに加えます。 割り引いたキャッシュフローの累計が、物件価格と購入諸経費を上回っていれば、国債等の金融商品よりも良い投資であると判断できます。 裏情報満載?!→不動産blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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