テーマ:社交ダンス(8408)
カテゴリ:映画のはなし
韓国で250万人が涙した感動作、しかもテーマが社交ダンス。
いつか見たいと思っていた作品でした。 物語は、いきなりプロの競技会から始まります。最初の種目はサンバ。 オ~~。みんな上手い。ほんとのプロかな。 曲もよく練習場でかかるような有名な曲です。思わず身を乗り出してしまいました。 ところが突然,目を疑うようなシーン。 フロアで踊っている男性ダンサー何人かが目配せしたかかと思うと、一人のダンサーを潰しにかかるんです。 カウンターランで故意に激突、倒れた所で別のダンサーが膝の上を乗り越えていきます。 ひどい話です。 悪ダンサーの名はヒョンス。ぱっと見がこいちゃんに似てるんです。(ごめんね) 彼が韓国代表の座を射止めるためにライバルのヨンセに怪我をさせ、彼が手塩にかけて育てたパートナーを横取りします。 なんか少林サッカーみたいな展開だな。 暗い部屋で一人寂しくカップラーメンをすするヨンセ。若いころの真田広之って感じ。 彼を心配した先輩のジェームズが、中国から新しいパートナーを招き、三ヵ月後の大会で再起を賭けるよう説得します。 中国のダンスチャンピオンだったというのですから期待は膨らみますよ。 空港に現れた浅田真央ちゃんに似てるかわいい女の子チェリンは、故郷から持って来たホタルが検閲に引っ掛かってなかなか出て来られません。 しかもチャンピオンだったのは彼女の姉で、身代わりとして来たチェリンは全く踊れない事が判明。 最悪です。 「おじさん。一生懸命練習して、絶対上手くなるから。」 そんなこと言われたって、大会は3ヶ月後なんです。しかも『おじさん』呼ばわり。 すっかり嫌気がさしたヨンセでしたが、突き放した彼女の信じられないほどの純粋さに心打たれ、偽装結婚までしてチェリンを鍛え上げる事に。 愛のない結婚ですから、共同生活もぎこちなく、相変わらず彼女は『おじさん』よばわり。しかし、そんな二人の間にもゆっくり愛は育って行きました。彼女が中国からつれてきたホタルが光の時を待つように。 チェリン役のムン・グニョンは韓国の人気アイドルらしいんですが、本当に一日10時間の練習を7ヶ月したそうです。 最後のテロップが流れる時に踊ってるチャチャは、ほんとに上手いです。ルーチンもかっこいいし。 話の方はもう一山あって、素晴らしく上達したチェリンをまた悪ダンサーが狙うんですね。 手下を送り込んで、ヨンスが二度と踊れないように怪我させて、チェリンに自分と踊らないとヨンスがもっとひどい事になるぞと脅します。 さて、韓国代表戦の行方はいかに。 ここまで来ると、タオルの準備です。 『ホタルは愛してくれる人が来るのを命をかけて待つ愚か者だ。』 『おじさん、わたしはおじさんと踊りたい。』 『練習はしたか?』 大将はここばっかり3回も見てました。脳内メーカーにも『泣』が出てたとおり、泣き虫ですからね。 おすすめの映画です。純愛に泣きたい人も、ダンスに興味がある人も、ご家族で楽しめますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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