テーマ:社交ダンス(8695)
カテゴリ:TVのはなし
ドラマはほとんど見ないし、サスペンス本もここ数年は全く読んでないんですが、フジテレビでやってた金曜プレステージ『東野圭吾ドラマスペシャル 探偵倶楽部』は面白かったです。
クールで淡々とした話し口の探偵と、天才的な記憶力を持つ助手が密室のトリックに挑みます。 探偵役はハンサムスーツの谷原章介。 探偵倶楽部は財政界のVIPのみを会員とするメンバー制の調査機関なんですが、クラブというわりには探偵が一人しかいなくて、電話をかけるとき名前をなのらず『倶楽部のものです』っていうのがちょっと笑えました。 探偵にしては明らかに目立つ変な帽子かぶってるし、趣味はお茶とお香みたいな純和風テイストで、整然とした洋風の探偵事務所の一角に道具がきちんと置いてあるのも不思議で、キャラが立ってる割には正体不明な感じ。 一方助手の漆原こずえは、法学を学ぶ大学院生なんですが、借金取りに追われていて儲かるバイトを探していたところでした。 助手役はゲゲゲの女房の松下奈緒。 いつもバタバタしてるんですけど、見たものを瞬時に記憶する特殊能力があるんですよね。まるで写真を撮るように覚えているのでとっても使えます。 事件は大会社の社長がパーティの夜に密室からなぞの失踪を遂げることに始まります。 事件に絡むのは、娘婿で副社長の正木高明、秘書の成田、社長の愛人と家政婦たちで、探偵倶楽部の元助手も重要なキーパーソンになっていました。 人間関係がドロドロしてる殺人劇な割にはあっさり見られるサスペンスです。 音楽がアコーデオンのおちゃめなノリだったせいか軽快な進行で、密室トリックもともすれば白けた種明かしになるところですけど、原作がしっかりしているんでしょうね、楽しめました。 谷原章介さん、推理力も洞察力も抜群で、無駄口も全然叩かないクールな探偵なんですけど、アクションはちょっと嘘っぽかったですね。ホントに強いとカッコいいんだけどな。悪役の人が派手にやられてあげてるのがミエミエでオシイ!って感じ。 探偵ものってシリーズ化しやすいですけど、この作品はどうなるでしょうかね。 秋の夜長にサスペンス、皆さんはどんなのがお好きでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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