テーマ:社交ダンス(8424)
カテゴリ:映画のはなし
くじゃくの歩くサボテンの庭。
フリーダ・カーロは実在したメキシコの女流画家です。 この映画は彼女の47年の波乱に満ちた生涯を描いたもの。 感性豊かな少女時代、18才でバス事故に遭遇し瀕死の重傷を負います。 動けなくなった彼女を捨て、彼氏はフランス留学という名目で逃げてしまいます。 その後遺症に生涯悩まされますが壁画家のディエゴに才能を見いだされ、共産主義活動の同士として、また芸術家として共感し合い22才で結婚。 眉毛がつながっててちょっとファニーなんですけど、美人です。 双方の浮気で結婚生活は破綻しますが、この女性はタフでしたね。 テキーラがんがん飲むし、女は買うし。彼女はバイセクシュアルだったそうです。 浮気者の夫の元妻や彼女たちとも共感し、ソ連からの亡命者まで匿ったりして身体は不自由でしたが精神は奔放でした。 ラテン女の強さがそのまま絵になったような強烈な色彩表現でフランスで高い評価を受けます。 後遺症は次々と彼女の自由を奪って行き、身体中のギブスと足の切断など常に痛みと戦う日々でしたが、ディエゴと復縁し、念願だった地元での個展にはベッドごと運んでもらって参加。 くじゃくの歩くサボテンの庭を目一杯着飾ったフリーダを乗せてベッドが進んで行きます。 この映画を見るまでフリーダ・カーロという画家を知りませんでしたが、強烈なメキシコの太陽のような女性だったんですね。 メキシコにある彼女の生家・通称「青の家」(La Casa Azul)は、現在フリーダ・カーロ博物館となっているそうです。 フリーダを演じたのはサルマ・ハエックと言う女優さんなんですけど、最近ではドラマ『アグリー・ベティ』の製作総指揮なんかも務めていて、実生活でも熱いメキシコ女性なんですね。 以前『デスペラード』というアントニオ・バンデラス主演映画にも出てました。そういえばこのフリーダにもアントニオがちょこっと登場します。 ちょっと過激なシーンも多いので大人向けの元気なときに見る映画と言っておきましょう。 2002年ジュリー・テイモア監督のアメリカ映画。 公式サイトはこちらです。 フリーダお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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