テーマ:社交ダンス(8651)
カテゴリ:映画のはなし
『一日あればいろんなことができる。』
余命1日になった時、果たしてどれだけの人がこう思えるでしょうか。 これはSFですが、いろんな教訓的メッセージが含まれた映画でした。 遺伝子操作で25歳から年をとらなくなった人類。 85歳も40歳もみんな見た目年齢25歳なので、母親も祖母も娘も見分けがつかないんです。 ただし時間がお金代わりになり、何をするにも自分の余命で支払わなければなりません。 コーヒー1杯4分とか。 腕に表示されたデジタル時計が刻々と減り続け、それが0になると心臓マヒのような感じで命を落とします。 貧富の差は拡大し、金持ちはほとんど不死の状態に、スラム街の人々はいつもその日暮らしに喘いでいました。 ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)もスラムに暮らす一人。 ある日、酒場でマフィアに狙われていた余命100年以上の男を助けたことで彼の人生が変わり始めます。 助けられた男はすでに100年以上生きていて、もう生きることに飽き飽きしていました。 ウィルが眠っている間に自分の余命を与え自殺してしまいます。 不老不死になることを必ずしも全人類が望んではいないということでしょうね。 貧困層への締め付けのせいで母親を亡くしたウィルは、貰い受けた100年を有効に使うべく富裕層の住む街ニューグリニッジへと乗り込んで行きます。 元来持っていた賭け事の才能を活かし、ウィルは一気に余命千年以上となり裕福な家の娘シルヴィア(アマンダ・サイフリッド)と知り合います。 富裕層の人は時間に余裕があるので走らないんですね。 そして時計をみない。 彼女はいつもボディガードに囲まれた何も起こらない日常に不満を持っていました。 そんな中、走っているウィルに興味をもつんです。 一方、余命100年以上もあった男の自殺に疑問を持った時間管理局のレイモンド(キリアン・マーフィー)が、ウィルを殺人犯と睨み追跡を始めます。 面白い映画でした。 途中からボニー&クライドのような展開になるのがあまりにアメリカ人好みな感じがして、もう少しストーリーに深みを持たせて欲しかった気もします。 シルヴィアの吹き替えを担当していた篠田麻里子がちょっと素人っぽくて玉に傷。 『TIME/タイム』(原題: In Time)は、2011年のアメリカ映画。アンドリュー・ニコル監督作品です。 予告編はこちらからどうぞ。 TIME/タイムお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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