テーマ:社交ダンス(8410)
カテゴリ:ニュース
長生きすればいいこともあると言われますが、ダンスを長く続けていると自分はたいして進歩してないのに仕組みの方が歩み寄って来てくれることもあるんです。
10年くらい前、私たちが世界を目指して日本代表選考会に出始めた頃は、自分たちがチャレンジできるのはシニア1(35歳以上)というカテゴリーしかありませんでした。 一般のアダルト戦は20代のターンプロ直前みたいな選手が日本代表なので、30歳過ぎてからダンス始めた私たちのような社会人ダンサーにはそこに食い込んで行くのはかなりの才能と努力が要求されます。 シニア1だってどんどん若い選手が参入して来ますから、体力の衰えと技術の向上のせめぎ合いになってきてそろそろ厳しいかなと思い始めた2010年。突然世界の規約が変わって45歳以上のシニア2ラテンでも世界選手権が始まりました。 すでにスタンダードの方はシニア2世界選手権があったようで、ラテンもやったらいいじゃないかという流れのようです。 今ではさらにカテゴリーが追加され、シニア3(55歳以上)スタンダード選手権に世界中の強者シニアダンサーが集まって来ていて、ラテンも近いうちにシニア3が出来るんじゃないかと期待しています。 今年の8月18日付けでまたJDSFの国際派遣選手選考規定の改訂が行われました。 これはWDSF(世界ダンススポーツ連盟)の規約改定に合わせたものです。 一つはシニア4(65歳以上)というカテゴリーが追加されたこと、もう一つはシニア戦の年齢制限がゆるんだこと。 今までの規定ではシニア1はカップル2人とも35歳以上、シニア2は45歳以上などとなっていました。 これがカップルに5歳の年齢幅を設けて、どちらか一方が35歳以上、もう1人が30歳以上ならシニア1世界選手権に出られると言った具合になったんです。(来年の平成26年から適用) 同様にシニア2は45歳と40歳、シニア3は55歳と50歳、シニア4は65歳と60歳で出場可。 元気に長生きしてダンス続けてると日本代表になれる可能性がぐぐっと広がりましたね。 JDSF以外のプロ団体のシニア戦、たとえばJBDFの日本インターなどは男性の年齢だけが制限になっていて女性はもとから何歳でも出られる仕組みでした。 でもプロ団体競技のメインはあくまでプロ選手ですからね。 同時開催のアマ競技で成績が良くても、たとえ優勝しても与えられるのは名誉だけで日本代表になれる訳ではないので一昨年まで意中にありませんでした。 今はもうそんな上から目線は全くありませんよ。頂けるものは頂きたい、出られるうちに出ておきたい心情です。 ちなみについ先日やっと決まった今年のシニア2ラテン選手権ですが、すでに来年の開催地も決まったようです。 2014年6月14日、場所はスペインのマドリードです。またプラドに行けるかな。 なんとシニア3スタンダード世界選手権と同時開催。 シニア1スタンダードは7月12日、シニア1ラテンは7月13日にアンダー21スタンダードと同時開催でイタリアのリミニ大会で行われます。ここ、去年行ったサンマリノの近くです。 シニア2スタンダードは11月15日カナダのバンクーバーで、アンダー21の10ダンスと同じ大会になります。 年取っても更に上のカテゴリーで日本代表になれるチャンスがある競技ダンス。 これは長く続けるしかありませんね。 日本代表選考会の詳しい規定などはこちらのサイトでご覧になれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/10/10 12:09:55 PM
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