テーマ:社交ダンス(8695)
カテゴリ:アニメのはなし
人は5歳までに刷り込まれた常識に生涯囚われるという話を聞いたことがあります。
どんな大人にも物心ついた時から引きずっている何かがあるのかもしれませんね。 これは NARUTO 疾風伝(ナルトとサスケの章) から続く、疾風伝480話 - 483話(総和数700-703)までのお話です。 ナルトの物語に登場する主要人物8人の子供時代を描いています。 誕生の日に両親を亡くしてずっと孤独だったナルト。 街の人たちは尾獣を体に封印されている彼を恐れて自分の子供を近づけようとしません。 いつも一人で魚を釣ったりしていましたが、実は影からちゃんと見守ってくれている人がいたんですね。 ヒナタは代々続く日向家の総家に生まれて、家元という重責を背負いながら自分の力のなさに引け目を感じて生きていました。 1歳上のいとこ、ネジが忍者としての優れた血を受け継いでいたので尚更です。 ある雪の日、彼女は一人脱走を試みます。 サスケは血系限界を持つうちは一族に生まれ、一族をまとめる父、優しい母、天才の兄という恵まれた家庭に育っていました。 しかし兄がサスケ以外の一族全員を皆殺しにしたことで孤独へ追いやられることになります。 ナルトとの対決の時に言っていたことですが、最初から何も持っていなかったナルトより、持っていたものをすべて失ったサスケの方が本当に辛かったのかもしれません。 サクラ、ガーラ、シカマル、自来也、カカシとそれぞれの子供時代のエピソードが並びますが、一番意外だったのはカカシです。 彼は読書家で料理の達人でした。 お店で食べるようなすごい料理を作るんです。自分だけのために。 父が亡くなって一人で住んでいたんですが、いつも掃除をして家はぴかぴかです。 そして誰もいない家から『いってきます』といって学校に行き、『ただいま』といって帰ってきました。 父親が仲間の命を優先して掟を破ったことで多くの非難を浴びたことから、なおさら自分をルールで縛る日常に身を置いたのかもしれないです。 忍者は仕事に死が付きまとうので子供の一人暮らしの家が珍しくないようですが、孤独との付き合い方をそれぞれが見つけていくんですね。 誰も守ってくれない環境の中で自分を律し、ひたすら生きていくんです。 これは大人でもなかなかできないことだなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/06/27 10:06:42 PM
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