テーマ:社交ダンス(8341)
カテゴリ:宇宙と地球のはなし
地球は46億年の長い歴史を持っていますが、いろんな理由で劇的な転換期が何度もありました。
その節目で地質年代というのが分かれていて、有名なところでは白亜紀とかジュラ紀とかペルム紀とか聞いたことあると思います。 境界をよく表している地層というのが世界中から選定されて名前がつけられることになっているんですが、そこに今年初めて日本の地名が採用されたんです。 77万4千年前から12万9千年前までの時代をチバニアン期と名付けられました。 これって、地質学的には超ビッグニュースだと思うんですけどニュースになりましたか? 他にもイタリアとか候補はあったんですよ。 でも千葉が選ばれたのは、いい感じの目印があったからでしょうか。 77万年前にちょうど長野県の古御岳火山が噴火して火山灰がその境目に白い筋になって見えるんですね。 それがなければ地磁気がどこで逆転してるのかなんて目で見ても分かりません。 現在分かっているだけで過去360万年の間に11回は逆転しているそうです。 人間も地球の磁気を感じる能力を持っているという記事で以前少し触れましたが、このチバニアンが最も最近の逆転地層なんです。 地球は大きな磁石だという話を聞いたことあると思います。 方位磁石が北を指すのはそのためだと小学校で習いましたでしょうか。 それが周期的に逆転するという話は聞いたことがありますか? そんなバカなと思いますが、これを最初に発見したのは日本人だったんですね。 松山基範先生という、京都大学の教授でした。 地球は磁場があることで宇宙から飛んでくる有害な放射線なんかをバリアしてくれています。 これが逆転するタイミングでバリアも消滅してしまいますので、地球上の生物もなんらかの影響を受けるでしょう。 進化の引き金になったり、絶滅の危機を迎えたりする可能性は十分に考えられます。 今年はコロナで外出を手控える方が多いと思いますが、ご興味ある方は千葉県市原市にあるGSSPを見に行ってみてはいかがでしょうか。 多分、そんなに混んでないと思います。 私も一度は行ってみたい。 詳しい説明はこちらからどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/08/18 08:23:50 PM
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