テーマ:社交ダンス(8677)
カテゴリ:映画のはなし
アニメ版を見て相当ハマったので、いつか実写版も見たいと思っていました。
期待以上に面白くて、もう一度アニメ版も見たくなり、今最初からまた見直しています。 時代物やSFって違和感を覚える映画もありますけど、これは全然そういうのなかったです。 アニメがそもそも日本語だったせいもあるかも知れませんが、紀元前の中国の登場人物が全部日本人でもすんなり入り込めました。 時は春秋時代、七大国(斉・楚・秦・燕・韓・魏・趙)が覇権を争う中国戦乱のとき。 二人の少年シンとヒョウが、自力で下僕の身分から抜け出し、天下の大将軍になるという夢を持って、農家の下働きの傍ら日々剣の鍛錬に励むところから物語は始まります。 ある日、通りかかった大臣・昌文君(しょうぶんくん)がヒョウに目を止め、王宮に召し抱えるんです。 セイ(後の始皇帝)が幼くして秦の皇帝となった時から、王宮内は覇権争いで荒れていました。 後ろ盾となっていた右丞相・呂不韋(りょふい)が遠征に出ている間に、弟の成蟜(セイキョウ)と左丞相・竭氏(けつし)が組んでクーデターを起こし、セイは玉座を追われます。 セイの影武者として仕官していたヒョウは命を狙われ、瀕死の重傷を負ってシンと暮らした下僕小屋に戻ってくるんです。 びっくりするくらいアニメと同じでしたね。 ヒョウとセイは瓜二つなので吉沢亮さんが両方演じていて雰囲気ぴったりでした。 ヒョウは、ある使命をシンに託してこの世を去るんですが、事情を知らない熱血漢シンはヒョウの仇をとると吠えまくります。 シンを演じた山﨑賢人さんも上手でした。 何より驚いたのは刺客として差し向けられる人たちの特殊メイクの凄さです。 強いのはもとより、容貌が普通じゃないんですが、それが見事に再現されてるんです。 暗殺者の朱凶(しゅきょう)、吹き矢の達人ムタ、成蟜の手下・ランカイ。 演じている役者さんたちも見事で、雰囲気そのままでした。 フクロウのようなかぶり物で登場するテンは、軍の包囲網を突破する抜け道を示してセイとシンに協力します。 テンは生き抜くためになんでもする山の民の孤児で、協力は単純に金目当て。 強かでコミカルな役を橋本環奈さんが演じていて、これもぴったりハマってました。 配役を知らずに見ていたので、セイと手を組むことになる山の王が仮面を脱いだ時、『おーーー!!』と思いました。 シンが憧れた天下の大将軍・王騎(おうき)は非常に個性的な軍人で、なるほどこの人が演じているのかと感動すら覚えましたよ。 『キングダム』は、2019年に公開の日本映画です。 セイが弟から王座を奪還するところで終わりました。 原作の原泰久による漫画1巻から5巻の実写化だそうです。 これは面白いです。漫画やアニメを知らない方にも是非オススメ。 アクション&サスペンス、非日常が見たいとき お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/01/15 07:42:49 PM
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