カテゴリ:読書
某首相も読んでいたという歴史小説。織田信長を敬慕する記録 係「信長公記」の作者太田牛一を主人公とした歴史小説。本能 寺の変で行方不明になった信長の遺骨の行方、桶狭間の戦い、 秀吉の出自、光秀謀反の理由などが散りばめられていて、そこ そこに面白く読めた。 ただ序盤で必死になって運んだ信長から預かった謎の木箱が、 ミステリーの鍵になっているのかと思えばそうではなかったり、 その都度、テーマが変わっていくので、全体のプロットの構成 が今ひとつだと感じた。信長の遺骨の行方探しだったら、それ ひとつに絞った方が、読み物としては面白かったのではないか と思う。ミステリーなのか、伝奇小説なのか、純粋な歴史小説 なのか、路線があいまいなのが残念だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月20日 05時41分55秒
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