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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2006年07月20日
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カテゴリ:読書
目を見張る伊藤若冲の動植物絵

三の丸尚蔵館で「動植綵絵」の公開に合わせたパンフレットも
購入しており、佐藤康宏の「もっと知りたい伊東若冲」も買っ
ていたので、この本は特に買わないでもと思っていましたが、
やはり衝動買いしてしまいました。ついでに新潮日本美術文庫
の「伊藤若冲」も・・・・
ミーハーと言われればそれまでですが、すっかり若冲フリークに
なってしまった私です。

「動植綵絵」の30点の紹介とともに、いくつかの作品では若
冲の筆致まで分かるほどののアップを載せており、見応えがあ
ります。

升目描の「樹下鳥獣図屏風(静岡県立美術館蔵)」については、
若冲作という指摘をされているが、プライスコレクションの「鳥
獣花木図屏風」については言及していません。プライスさんは
若冲の作品を「贋物と知りつつ購入することもある。」と述べて
いて、若冲作ではないとする佐藤康宏教授の立場に近いのでは
と感じました。(著者の他の論文を読んでいないので的外れな見
解かもしれません。)

実際にこの屏風、ハピネス展で見たときは感動したのですが、
先日のプライスコレクション展で見たときは、「もっと知りたい
伊東若冲」の影響もあったせいか、若冲にしてはかなり荒い絵
だなぁと思いました。静岡県立美術館に「樹下鳥獣図屏風」を
見に行こうと思っています。

さて何はともあれ、この本にあるように、明治の時代、相国寺
がフェロノサかビゲローからの購入依頼を断ってくれて、つく
づく良かったと思います。わざわざボストン美術館に行かなく
ても、身近で無料で見ることができて幸せです。







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最終更新日  2006年07月20日 19時31分41秒
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