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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2006年08月14日
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カテゴリ:アート
ホテルオークラのアートコレクション展から、目前の大倉集古
館へ移動しました。展覧会のテーマから、さぞかし豪華絢爛、
黄金の世界にどっぷりと浸れるのかなと思い、わくわくしてい
たのですが、意外に地味な印象しか残りませんでした。ホテル
オークラで鮮やかな色彩に目が慣れてしまい、時代とともに退
色してしまった金色に物足りなく感じたのが、大きな理由です。

仏や神の世界を具現化しようとしたところから、金色を使った
表現が始まりました。ここにある国宝の普賢菩薩像、今はかす
かに錐金の文様が残っています。退色したり、落剥した仏像を
見て、もう一度、できた当時そのままの姿=仏の世界の荘厳さ
を追体験したいとも思いますし、時の流れを経た今のままでも
十分に美しく、かえってオリジナルのほうが違和感を覚えるの
ではないかという相反した気持ちになります。

2階には、前期の目玉、国宝「古今和歌集」も展示されていま
す。1階の「平家納経」(田中親美の複製)に比べて、赤や青な
どの色とりどりの料紙に書かれたかな文字がやさしい雰囲気を
かもし出しています(かといって、ほとんど読めないのですが)。

金箔押しの金屏風。当時は、ろうそくの明かりで照らされると
さぞかし妖しく輝いたことでしょう。そんな異空間を体験した
いと思いました。

波に千鳥.jpg





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最終更新日  2006年08月14日 07時59分45秒
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