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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2006年08月15日
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カテゴリ:アート
ホテルオークラの「花鳥風月」のチケットでこちらも入場でき
ます。入るといきなり和田栄作の「こだま」がありました。
この画家も、竹橋の近代美術館の「おうな」で知った画家です。
それ以来、ぽつぽつと出会っているのですが、今回の「こだま」
は、はっとするような絵でした。裸婦が耳に手を当てて、こだ
まを聴いています。大きな目を見開いて、その表情は何かに出
会って驚いているかのようにも見えます。木霊に出会ってしま
ったのかもしれません。最初に見たときは、青木繁の一連の神
話の絵かなと思いました。(実際には青木以前に描かれたものです。)

岸田劉生の「二人麗子図」は、新橋の東京美術倶楽部に続き、
今年、2度目の出会い。いつ見ても、多様な赤の使い方がすば
らしい絵です。

小磯良平の「踊り子二人」も、小磯良平らしい、カチッとした
まじめな女性像で好感を覚えます。

五葉蔦

一押しだったのが、岡田三郎助の「五葉蔦」↑。うちわを持っ
た浴衣姿の女性。黒田清輝の湖畔のようにリラックスした感じ
ではありませんが、一瞬の表情を捕らえた美しい女性像です。
白い肌がほんのり赤く染まった頬。あなたの選ぶ美女の絵(日本編)
ベストテンに入選です。箱根のポーラ美術館に、この画家の
「あやめの衣」があるのですが、さしずめそちらはうしろ姿
大賞です。

第二室にあった、モネの作品2点。まだ初期の作品なので、全
体に色調が暗く、とろけるような感じの作品ではなかったです。
ただ、これは最も早い時期に日本に輸入された印象派の絵だと
いうことです。





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最終更新日  2006年08月15日 07時17分49秒
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