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カテゴリ:アート(2010年12月以前)
建物内の会場では「長い映像作品」も多く有りましたが、長者町の外を利用した映像は、「見せ方に工夫」があり、面白くとっつき易い作品が多かったと思います。 通行人が思いがけず「見つける」のですから、瞬発力が必要です。映像作品は、日暮れ後に見ることが出来ます。
志村信裕の作品を見つけた瞬間「わ~、きれい」と思わず、声が上がります。堀田商事(株)店舗の庇を見上げますと、色とりどりの「リボン」が降ってきます。 これまでに「靴や画鋲()」を降らせる作品を作ったそうですが、頭上に降ってくる設定なので「リボン」にしたそうです。確かに「うゎっ」という声が聞こえそうですね。
壁面を利用して、自分の制作過程を写しているのが浅井裕介です。他にも長者町繊維卸会館の1室に泥粘度とマスキングテープの作品が展示してあります。 ビルとビルのすき間から見える、ビルの壁面に映し出されていますから、誰かが気づいて立ち止まっていますと、後から来た人もそちらに目を向けます。一人立ち止まりますと、だんだんと人垣が出来ていきます。 浅井さんの作品も志村さんの作品も、終わりまで行き、巻き戻しも作品になっています。
アーバンネット伏見ビル屋上に展示されていますケリス・ウィン・エヴァンスの作品は科学に詳しい方なら分かると思います。「9つの並ぶ数字の単位m/s」がポイントです。
映像ではないのですが、光の影響で見え方が変わるのはルシア・コッホの「グラデーション・ウェーブ」です。長者町内の長者町卸繊維会館、綿覚ビル(屋外)と伏見地下街店舗(屋内)の3ヶ所ですから、光源が違います。 少しずつ色味が変えてありますが、基本は「上が藍で、下が朱」の浮世絵グラデーションになっています。海外の方から見た、名古屋以外の町の色はどんなグラデーションか見てみたいです。
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最終更新日
2010年10月27日 23時02分43秒
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