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カテゴリ:2011年3月~7月
「広重・豊国合作 雙筆(そうひつ)五十三次」を見てきました。 「豊国にかほ(似顔)・広重めいしょ(名所) 人物画と風景画の東海道」 というサブタイトルがついています。 「丸屋久四郎版 全五六枚 堅(たて)大判錦絵」です。 と、ここまで書くのに1日かかってしまいました。
「雙筆(そうひつ)」と「堅(たて)大判」を調べていたのです。 タイトルから見まして「雙筆(そうひつ)」は「広重・豊国」で 1枚を描いている。
「堅(たて)大判」は「横」ではなく 「竪形の大判」という意味なのでしょう。 しかし「竪」ではなく「堅」を使っています。 「竪」と「堅」は部首が違います。 これで意味が違ってくるのですね。
わざわざ、この漢字を使ったのには意味があるのではと 調べたのですが、結局解りませんでした。
寛永6年(1853)に「豊にかほ(似顔)、国芳むしゃ(武者)、 広重めいしょ(名所)」と評されたスター浮世絵師 2人の競演になるそうです。
お客様への大サービスですね。 きっと、皆さん大歓びだったでしょう。 私はどちらかの方が好きですが 返って、それぞれの浮世絵師の良さが分かって 良かったかもしれません。
ひとつ、残念なことがありました。
後から会場に入ってこられた【壮年】男性が 携帯電話で写真を撮り始めたのです。 守衛の方も、ご覧になられて注意されませんでしたから 資料館としては、問題なかったのかもしれません。
最初はよほど忙しいビジネスマンだと思いました。 会場に入るなりアラーム音が鳴りづつけるからです。
「メールチェックしながらでは、落ち着かないだろうな・・・。」 という気持ちと共に 「マナーモードにすれば良いのに・・・。」と思っていました。
お隣に来て分かったのですが、シャッター音だったのです。 それも、作品の前で仁王立ち(ぶれないよう)になって・・・。
数枚かと思っていましたら、何周か回りながら 2分の1~3分の1ほど撮っていましたから 早々に出てきてしまいました。
メールならマナーモードにと、申し上げようかと思いましたが シャッター音は消せないようになっているのだそうですね。 大学入試カンニング事件の新聞記事で知りました。 防犯上の理由だそうですが、「カシャ!!」ではない機械音でしたから 撮られていても、被写体は気付かないでしょうね。
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最終更新日
2014年01月28日 00時51分38秒
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