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カテゴリ:2011年3月~7月
先のブログで「菜の花プロジェクト」のことをご紹介しましたが そのチェルノブイリは25年経っても、まだ終っていないのですね。
新聞(夕刊)記事によりますと 事故当時の核燃料のうち95%に当たる200tが 現在も未処理のままで 事故後に覆ったコンクリート「石棺」は老朽化が目立ち 放射能漏れ防ぐ、「新しいシェルター」建設が急務だそうです。 主に鋼鉄製の新シェルターで現在の石棺を包み込み 十数年かけ、棺内から核燃料などを除去する構想だそうです。 しかし、現時点では建設費の半分近い約880億円が不足し 当初目標の2012年の完成は2015年以降まで 遅れる見通しだそうです。 ウクライナ政府は、チェルノブイリ原発事故による経済損失が 2015年までに、少なくとも約15兆円に達するとみているそうです。
また、新聞の特報には「原発の『ごみ』行き場なく」という記事で 「核燃料サイクル」のことが書いてありました。 ウラン燃料を3~4年燃やした後に残る「使用済み核燃料」から 燃え残りのウランや新たに生成されたプルトニウムを再処理し 燃料として原発で再利用するのが「核燃料サイクル」で その拠点が、むつ市(青森県)にある 日本原燃の「再処理工場」だそうです。
1997年に運転開始だった再処理工場は 相次ぐトラブルから稼動延期され 現在は2012年10月の運転開始を目指しているそうです。
現在、日本に54基ある原発から出る使用済み燃料は、 年間約1,000t(使用前のウランの重さ)で 再処理工場の貯蔵施設受け入れ容量は3,000t 既に、約2,827tが運び込まれているそうです。
再処理工場が稼動しても、処理能力は800tで 毎年200t程度が残ってしまうそうです。
各原発の総貯蔵量は昨年9月現在、約13,520t。 福島第一原発の場合、共用プールや各原子炉建屋の容量2,100tに 1,820tが入れられていたそうです。
処理後に残る核分裂生成物などの液体は 特殊なステンレス容器に封じ込め 30~50年かけて冷やし、地下約300mの深さに埋める予定だが 最終処分場の建設場所は未定。
24日(日)、名古屋で「チェルノブイリ事故25周年講演会」があり 300人の市民が詰め掛けました。 会場の学生は「内部被爆など将来にわたる問題が気になる。 国や東京電力に頼らず、NPOや市民自らが 活動する姿勢が大切だと感じた」
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最終更新日
2014年01月28日 00時49分16秒
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