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2017年06月08日
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カテゴリ:ひとりごと
いつだったか新聞の広告で、近藤誠医師の書いた「健康診断は受けてはいけない」という本のタイトルを見ました。
「健康診断は受けてはいけない」・・・
そんな自信たっぷりに断定的に言いきってしまっていいのでしょうか?


二人に一人ががんになると言われている昨今、
私のまわりにもがんの闘病経験のある人また現在闘病中の人が、何人もいます。
その中には、健康診断で見つかった人もいますし、症状が出てから検査して見つかった人もいます。

もう20年も前になりますが、
私にもがんの手術をした経験があります。

毎年どこの会社でも健康診断を実施していると思いますが、
弊社ではその申し込みを例年私が担当しています。
その年は、何故か医療機関が混んでしまい、例年より半年遅れの実施になってしまいました。

私は、バリウムの検査が苦手でしたので、たまにしか受けていませんでした。
その前年もバリウムの検査は受けませんでした。
その年も、受けないつもりでいたので、当日も朝から平気で水やお茶を飲んだりしていました。
が、看護師さんに、去年も受けていないのだから今年は受けた方がいい、水分を摂ってしまっていても時間をおけば大丈夫だからと強く勧められ、
少し時間をおいて、しぶしぶバリウムの検査を受けたのでした。

その結果、早期の胃がんが見つかったのです。

その後、専門の大きな病院で精密検査、そして手術を受けました。
小豆の粒程度のごく小さながんでしたが、スキルス性の悪性のがんでした。
発見が早かったおかげで、その後大きなトラブルもなく、
20年近く経った今もまだ元気で仕事をしています。

健康診断が例年通りだったら、がんはまだ小さすぎて見つからなかったかもしれませんし、
前年にバリウムの検査を受けていたら、その年は検査を受けなかったかもしれません。
そしてなにより、看護師さんに強く勧められなかったら、検査を受けなかったと思います。
いくつもの偶然が重なって、運よく小さながんが見つかり、
私は今こうして生きています。
こういうこともあるのです。

その当時、近藤誠医師の著書「患者よ、がんと闘うな」が、
ベストセラーになっていました。私も買って読みました。
がんになったら手術か抗がん剤、というそれまでの治療法に、「闘わない」という選択肢もあるのだと、近藤医師は言いました。
がん検診は百害あって一利なしとも。
がんには、「がんもどき」と「本物のがん」があって、
「がんもどき」はほうっておいてもさほど大きくはならないので、症状が出てから治療しても遅くない。「本物のがん」は発生したと同時に転移してしまっているので、すでに手遅れ。つまり、がん検診はむやみに被曝するだけで、無駄なのだとおっしゃっています。
がんによって命を亡くすのではなく、手術や抗がん剤によって亡くなることが多いのだともおっしゃいました。
それまでの早期発見、手術や抗がん剤偏重の医療に一石を投じ、
私たちは早期発見早期治療の呪縛から解き放たれたような気がしたものです。

でも、私の場合は、完全に「本物のがん」で、自覚症状はいっさい無し。バリウムの検査を受けなかったら、確実に死んでいたはずです。
たとえ、そのがんが発生した時すでに他に転移していたとしても、20年はこうして生きることができました。明日のことはわかりませんが、20年間は生きることができたのです。
その間に子育ても終え、20年の間にできたことは少なくなかったと思っています。
私の場合に限って言えば、検査は無駄ではなかったのだと思います。


「健康診断は受けてはいけない」というタイトルを見て、「そうか、受けないほうがいいんだな」と受けない選択をする人もいるのではないかと心配になります。
そう言い切ってしまうことの影響力を考えると怖い気がしますが、
バリウムやCT、マンモグラフィー等で被曝するリスクも大きいと聞くと、
それも怖い気がします。


健康診断は「受けてはいけない」ですか?
「受けなくてはいけない」ですか?

膨大な医療費の問題も深刻ですし、
検査によるさまざまなリスクについても私にはよくわかりませんが、
それでもやっぱり、迷っている人がいたら、
私は、たまには検査をと勧めたいのです。
特に若い人たちには、病気は早いうちに見つけて早いうちに治療して、とにかく生きて!と言いたいです。
なんてったって検査を受けなかったら、私は、20年前に死んでいたのですから。





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Last updated  2017年06月08日 11時09分32秒
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