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カテゴリ:実践!企業価値評価
売上よりも利益の伸びが高く、
綺麗な右肩上がりの増収増益を続ける中(P/Lの視点)、 営業CFを綺麗に増進させつつ投資も積極的でありながら、 FCFは常にプラスを維持し、 儲けの範囲内で上手に投資・回収を行っています(C/Sの視点)。 総資産に大きな変化はありませんが、 運転資本が減少しています(B/Sの視点)。 ROICが順調に向上しており、 特に運転資本回転日数の大幅な改善が要因となっていると同時に、 これは営業CFの伸びにも寄与しています(経営効率の視点)。 利益・キャッシュある質の高い成長を遂げていることが分かりますね。 原価率は、過去5年でほぼ一定で推移していましたが、 本日の記事にあった通り、調達先と一丸となった原価低減が実現すれば、 収益性が向上して経営効率が上昇するため、 本施策が経営改善のレバーとなることは明らかです。 ここ数年は需要拡大による増産に追われ、 きめ細かい活動や不十分な面もあったという関係者の言にもある通り、 今回の対応で、より筋肉質な経営体質となることが期待されます。 デンソーの決算・財務分析はこちらから 以上の分析でご不明な点等ございましたら、 是非シェアーズまでご連絡ください。 感想もお待ちしております! support@shares.ne.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月29日 16時07分39秒
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