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カテゴリ:経済・ビジネス・投資
ブルドック・ソースに対するスティール・パートナーズのTOBが話題になっているが、
米国では整備されていても日本では整備されていない買収防衛策がある。それはESOP(イーサップ)だ。 Employee Stock Ownership Plan の略で、会社の株を従業員の退職給付にあてようとする 仕組みだ。従業員持ち株制度と似ているが、退職により引き出すことと、企業が借り入れをして市場から株を買い上げることが可能な点が異なる。もともとは従業員による会社所有をめざすものだが、副次的に買収防衛の効果もある。米国ではESOPについて税制優遇措置があるが、日本には無い。 税制優遇が全く無い日本でも、三井住友銀行がESOP的なスキームを考え出して実施されている。 これについては、いくつかのブログが取り上げている: ちぎっては投げ なぶら投資帖 IRblog スキームの詳細は商事法務2005年6月15日号に開示されている。 M&A時代を迎えて、日本でもESOPの税制が整備されることを望みたい。 (参考資料) ESOPに関する米国のサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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