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風邪をひいているので、じっくり読むことができました。
【新品】【本】統計学を拓いた異才たち 経験則から科学へ進展した一世紀 デイヴィッド・サルツブルグ/著 竹内惠行/訳 熊谷悦生/訳 ピアソンから始まる統計がの歴史の本です。数式はないので、統計学を創った学者のエピソードを書いたものです。R.A.フィッシャーが数学に強かったことが良く分かりました。 全般的にはベイジアンのウエイトが比較的少なく感じました。 旧ソ連は統計のねつ造をしたのに対して、英米は統計を洗練させていたので、冷戦の勝敗は明らかだったという感じがしました。インドもイギリス文化圏にあったので統計はまじめに研究していたようです。 ナチスドイツが多くのユダヤ人統計学者を弾圧した結果、頭脳流出を招いたこともよくわかりました。 また、極値統計学を創ったガンベルはユダヤ人ではなかったのですがナチスに抗議した関係で、米国に逃れました。確率論の基礎をつくったコルモゴロフの不幸な生い立ちと天才ぶりも印象的でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 2, 2017 02:30:01 PM
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