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カテゴリ:左右の話
同一デザインで右利き用左利き用を選べるお財布だそうです。
これは画期的な表示!と思いましたのは 購入の際の注意書きで 「※(前略)個人差などで、すべての左ききの方に使いやすいとは言いきれません。 ご購入の前にご自身のお財布の動作の確認をお願いいたします。」 と「個人差」について断り書きがある点です。 「○○利き」だからといって全員同じパターンじゃないことを きちんと明記したのは今まであったでしょうか? 企業側が「○○利き用だから買ったのに使いにくいじゃないの!」 というクレームを回避するための予防線を張った ってのが正直なところかもしれませんが、 例えそうであっても、明記によって 「個人差・多様性」の存在を広く知らせる役割では 大いに意義があると思います。 でも大変残念なところもあります。 「(前略)」部分に書いてある言葉は 「矯正の度合いによって」なんです。 「矯正」とは辞書(新明解国語辞典)によると 「誤り・欠点などを直して正しくすること」だそうです。 つまり 「右利き用の財布」とは「正しくなれたあなた向きの仕様」で 「左利き用の財布」とは「いまだに正しくなり切れていない方向きの仕様」 って意味なんでしょうか? 世の中にはいろいろな考え方の人がいるのは 否定できないけれど 少なくとも商品を販売する側の宣伝文句としては 不適切な表現だと思いますが、いかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月22日 07時49分09秒
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