こないだTVを見ていたら、
「弱冠 18歳」
みたいなことを言っていた。
はぁ~~~~~っ!?
、とあきれ返ってしまった。
18歳のどこが『弱冠』なのだろうか!?
『弱冠』は、古代シナで、男子が20歳になったとき冠をかぶったということに由来する。
すなわち、20歳、しかも男にしか用いない用語である。
18歳なのに、20歳ってどういうことだ。
公共の電波を利用して、何を意味不明なことをわめきちらしているのだ。
こういう基本的なことを教わっていないということ自体驚愕である。
やれ専門教育だ、英語だ、金融だ、ITだ、と叫んでみたところで、
基本的な日本語も使えないバカにそんなことを教えてみてもどうにもなるまい。
そういえば、こないだ仕事中に若者に漢字の読み方を聞かれた。
そこらへんの若者ではない、東京帝国大学法学部卒業の若者である。
そして聞かれた漢字は、成人であれば誰でも読めるような普通のものだった。
これはいったいどういうことなのだろうか。
PCが使えて英語を駆使することができても、
母国語も満足に使えないような人間を増やすことになんの意味があるのだろう。
そういうことを少し真剣に議論する必要ってないのかしらん。