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2009/04/25
テーマ：ガンダム全般(42)
カテゴリ：ガンダム
ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー ープロローグー 人類が宇宙に移民して一つの世紀が過ぎ、 その間に新しい思想が芽生えた ジオニズムであるー この時代、地球と月の引力安定地域 ラグランジュポイントL1~L5には、 それぞれに、 首都コロニーを中心にした商業、工業、農業等の 目的別コロニーが30から40基あまりが群れとなし、 サイドと名付けられ、 その内、 月の裏側にあたり地球から最も離れた場所に位置する ラグランジュポイントL２に存在していた コロニー集落をサイド３と呼び、 そして、ここで暮らしていた 一人の活動家によってジオニズムは誕生した かつて地球連邦政府が行なった人類宇宙移民計画は、 宇宙世紀の半分を過ぎたところで中断し、 過酷な宇宙環境に住まわざるおえなくなった宇宙居住者と、 地球居住者の間に経済的に大きな隔たりを招く事態となり、 資源豊かな地球に居住する人間は、 行政のトップクラス、企業のエリート等の 一部の人間に限られるようになっていた そしてこれらの人間が執り行う行政は、 その拠点が地球に置かれているにも関わらず、 スペースコロニーにおいての政策の一切までを執り仕切り、 地球に有利になるように取り計られ こうした不公平な対応は宇宙移民者に大きな不満を募らせる 事となってしまっていた そうした状況下で唱えられたジオニズム思想は スペースセクショナリティー （インターセクショナリティーを使った造語 セクショナリズム＝差別 縄張り意識） という陰鬱な時代の流れに希望を見いだすものとして 宇宙居住者の間に広く浸透していった このジオニズム思想の、中核の主な理念には、 宇宙移民計画の本来の目的であった 地球環境復元の為の無人化という考えが盛り込まれ 「地球を人類発祥の聖地として保護する」 としたエレズム思想と、 宇宙移民者としての一つの権利を確立する為に、 地球連邦政府からの独立と自治権獲得を掲げ、 サイドを一つの国家として成り立たせる事を目的とした サイドイズム思想とで成り立ち、 これらを集約してコントリズムという名が付けられていた また、この活動家の考えは社会という枠組みに収まらず、 宇宙空間における人間の進化の定義を位置づける事にまで 言及した上で、 人類が過酷な宇宙空間に進出した事で出現するであろう 存在を予見し、 それらに ”人類の革新” と言われる名をほどこしたニュータイプ論が付け加えられ、 後の世に総称されてジオニズム思想となったと言われている そして、この思想に共感した者の多くが、 サイド３に集結し、 この活動家と共に独立へ向けた運動を起こした事で、 サイド３は、 ”ジオン”という 国家を宣言するまでに至るようになるのだが、 スペースコロニーの自治権を手放したくなかった 時の地球連邦政府は、これを許すはずもなく、 経済制裁と軍事圧力という手段をこうじて 独立運動を阻止する動きを強めていく事になる この事が切っ掛けとなって、 独立運動の組織の中には、 武力行使という手段を掲げる者が多くなり、 交渉によって平和的に解決しようとしていた 活動家は次第に追いやられ、 そして志半ばで還らぬ人となってしまう その事によって、これまで活動家が、 築き上げてきたものは武力行使、支持派の手中に吸収され、 ジオニズム思想を、 国民を動かす上でのプロパガンダとして利用する為に、 その内容も、 地球居住者を蔑視する過激な内容へ書きかえられ、 戦争へと向かってしまうのである こうした事から 宇宙歴079年 サイド３がジオン公国という国家を掲げ 地球連邦軍との最初の戦争がおこるのだが、 その一年後、 この戦いでジオン、連邦双方が疲弊し、 それによって、 一時的に和平が酌み交わされ戦争は終結するのだが それでも、お互い歩み寄る事は出来ず、 その後、数年おきに戦いが繰り広げられる事となっていく しかし最終的にはジオン側の敗北に終わり、 宇宙時代の100年が終わる頃には、 サイド３は再び、 地球連邦政府の傘下に収まってしまっていた しかし国が滅んでもなお残った思想は、 学者、哲学者らの間に大きな影響を及ぼし、 そして、そこから時折現れる、地球の聖地化構想は、 地球という恵まれた環境を手放そうとしない 地球連邦政府の官僚らにとって 邪魔者以外の何ものでもなかった そうした背景に伴い、 地球連邦政府内の特権階級者らによる地球の私物化が、 ますますエスカレートする中で、 宇宙歴105年には、 それらに反旗をひるがえした武装集団が、 オーストラリアのアドレートで開催されていた 地球連邦政府中央議会を襲撃するという事件が勃発する 「マフティーの動乱」 といわれる、この紛争では、 武装集団側の指導者は捕縛され処刑されるのだが、 この人物が、 過去に連邦政府の任務に携わっていた事から、 連邦政府は、内部者から反対勢力を輩出した事に危惧し、 以前にも増して、 レジスタンス、自由家、思想家等の弾圧を 強化していくようになってしまう この事によって おのおのに存在していた組織の求心力は急速に奪われ、 それらの運動は衰退の一途をたどっていき そして活動家の大半は、 地球圏を捨てて他の惑星領域へと離れていっていた その中には、 かつて、ジオン軍の要と言える要塞基地であったアクシズで、 研究に携わっていた学者がいた 名前をタムンズ・ドイルという 続きを読む くどいようですが何度も書き直してます； 以前は「機動戦士ガンダム テオリア」 と言う題名でしたがティエリア（００のキャラクター） と微妙にかぶるので、 「ミメシス」 にしました あとブログも作品専用のブログにしましたので、 よければ遊び来て下さい 誤字脱字などあるので、その辺りは勘で読んで下さい あと、 楽天は日時の設定が自分で出来ないようになっていますが、 一応告知します ５月２日に、 プロパガンダという言葉の補足と、 インターセクショナリティーの部分で間違いがあったので訂正してます セクションと書いていましたがセクショナリズム＝差別 縄張り意識 と書き直しています また「マフティーの動乱」がネタバレしていたので、 削除しました お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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