時間があったらおいでと声をかけられていた私の愛すべき古巣「笑好」。曙町四丁目の交差点に位置するこの店はひっそりとしたなりで、いつも私を静かに迎え入れてくれる。ママの心づくしの手料理に癒され、活力を貰って帰る幸せ。疲れた時ほど寄りたくなる店だ。
カウンターに座りまずはビール。正月用につくられたお煮しめをたっぷり皿に盛って頂く。大晦日の今夜、12時から宴会の予約が入っているという。忘年会なのだろうか新年会なのだろうか。ママの手は仕込みのためか忙しく動いている。そんなさなか、いいのが入ったからと脂ののったハマチをさばいて下さる。細かく包丁の入った蕪の甘酢漬けが飾りに添えられる。聞けば正月料理のテイクアウトも有るらしい。薄切りの蓮と明太子の和えもの。ほうれん草のおひたし。栗きんとん。こちらの箸の進み具合を見ながらそれに合わせて出すものを選んでくれる心遣い。ひとときの贅沢な気分。うれしいかぎりである。
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最終更新日
2007年01月15日 19時49分03秒
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