カテゴリ:幕末人物伝
幕末・明治にかけて活躍した人物に、小室信夫(こむろしのぶ)という人がいます。 その主な略歴をあげると、 幕末期、尊王攘夷活動に参加するも、やがて幽閉され、 維新後に釈放されてからは、一転して、自由民権運動の立ち上げに参画。 板垣退助らが主唱した「民撰議院設立建白書」を起草し、 日本初の政党「愛国公党」の結成にも加わりました。 その後、実業界へと転身、 鉄道や銀行、郵船など、いくつもの企業を興しました。 という感じで、 その半生は、幕末・明治という時代を象徴するかのように、 激動と変転の連続であり、ドラマチックであるとさえいえると思います。 その経歴からして、結構、歴史の表舞台で活躍している人なのですが、 でも、その割には、あまり知名度が高くはありません。 この小室信夫について興味を抱き、少しばかり調べていたのは、5年ほど前のこと。 2011年には、このブログにも記事をアップしました。 当時、掲載した記事→ 小室信夫の生涯 しかし、この記事を書いて以降は、私も小室信夫のことを調べることなく、 年数が経過しておりましたが、今月になって、小室信夫のご子孫の方から、コメントを頂きました。 実は、この記事については、これまでにも小室信夫のご子孫の方、何名かの方から いくつかコメントを頂いておりました。 それらのコメントを拝見していると、祖先の偉人に対する強い思いと見識にあふれていて、 ただ敬服するばかりです。 しかし、その頂いたコメントに対し、これまでお礼を申し上げることもなく、 また、ほとんど返信もできないままになっておりましたこと、 この場を借りて、お詫び申し上げます。 しかし、このことは、このブログを開設した時のコンセプトである 歴史談義に花を咲かせる場にしたい、ということからして、 望外の幸せであると、感じております。 さて、ここで、小室信夫に関して、最近知り得た情報をひとつ。 京都・平安神宮の拝殿前広場に手水鉢がありますが、 これは、どうも小室信夫が寄進したものであるようです。 この手水鉢には、 明治二十八年歳在乙未四月之吉 貴族院議員 小室信夫 と刻印されていました。 思いがけないところで、古い知己にめぐりあったような、 この銘を見つけた時には、そんな感慨がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
NHK の大河「八重の桜」で今まで知らなかった明治初期の偉人達を知るようになりました。小室信夫さんも知りませんでした。勉強になります。
(2015年04月28日 11時27分19秒)
灰色ウサギ0646さん
こんばんは~ >NHK の大河「八重の桜」で今まで知らなかった明治初期の偉人達を知るようになりました。小室信夫さんも知りませんでした。勉強になります。 八重の桜はいいドラマでしたね。 私も大好きでした。 小室信夫も、板垣退助や自由民権運動がテーマの大河ドラマでもあると、知られるようになるのかもしれないですけど・・・。 立身の場となった徳島や郷里の京都与謝野町でも、どれくらい知られているのでしょうね。 ----- (2015年05月01日 23時45分00秒)
歴史の研究で、歴史人物の寿命と死亡状況について調べています。
もしおわかりになるようでしたら、小室信夫さんの死亡状況(病名あるいは死亡時の状況)について教えていただければありがたく存じます。 一般に思われているより、昔の人も長生きしておりますs。 小室信夫さんの享年60歳はやや早い、と感じています。 よろしくお願いいたします。 前田さより sayori.mot@gmail.com (2023年10月05日 15時43分03秒) |
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