♪ いきようとしているものに囲まれて無月の夜にキャンドルを灯す
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22日は冬至です。よって「100万人キャンドルナイト」の日でもあります。そして、今回は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれる特別な冬至で、19年に1度しか訪れない、新月と冬至が重なるという珍しい日でもあります。
冬至は極限まで弱まった太陽が復活する日(一陽来復)とされる。月の復活の日が重なる「朔旦冬至」は非常におめでたい日とされ、古来朝廷では盛大な祝宴を催したといわれているとか。朔旦冬至が正確に19年周期で訪れることは、19年7閏原則に基づく暦が正確に運用されているということ。
1日の長さがもっとも短い冬至と言われるが、実際には、地軸の傾きや、地球の公転軌道が楕円であることから、日の出がもっとも遅いのは冬至の半月ほどあと。日の入りがもっとも早いのは冬至の半月ほど前になるらしい。
また、冬至の時期は寒いので太陽が遠くにあるように感じますが、夏よりも太陽と地球との距離は短いという。地球の公転軌道は楕円なので、太陽と地球との距離は年間を通じて変化します。太陽が地球に最も近づく「近日点」は、実は1月上旬なのだそうです。
冬が寒いのは、太陽との距離ではなく、太陽と地面が成す角度が小さいからで、地面は太陽からのエネルギーを少ししか受け取れず、気温も上がらないというわけ。
最近のキャンドルナイトは、何でもイベント化して盛大なお祭りにしてしまう最近の日本を象徴している。「冬至に行う」という不文律を無視して、早々と始まっているようだ。
イベントという性質上それを担っている会社やプロジューサーがいて、全国的な活動をするために準備に時間が掛かり、スケジュールを長い期間に設定しているせいだ。本来の理念や目的から外れて、単なるイベントと化していく。
日本人のこのイベント好きは何時からの事なのだろう。あの日本人には何の因縁もないハロウィンでも、今やその盛大なイベントを目指して海外からも多くのベタなファンがやって来たりする。
「私は、生きんとする生命にとりかこまれた 生きんとする生命である」 アルベルト・シュバイツァー
無駄な浪費と自己中心主義。薄く、浅くなった人間関係。分かったつもりになって何も知らない。視野の狭さと自己洞察の欠如。どれもテクノロジーの発達と無縁ではないでしょう。
利便性追求の波に飲み込まれない生き方、テクノロジーに依存し過ぎないための知恵を思い、じっくりと人生を語り合う。
今日22日は、そんな意義あるキャンドルナイトを過ごしてほしいものと思います。
「100万人キャンドルナイト」呼びかけ人のことば
私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
夏至・冬至、夜8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。
でんきを消して、スローな夜を。
100万人のキャンドルナイト。
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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