♪ 中空にカラスの声の喧しく鳥追いかけて遊んでいるらし
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なか空に、やけに喧しくカラスが啼いていた。
何事かと思って良く見ると、4~5羽のカラスが同じくらいの大きさの鳥をしつこく追いかけまわしている。少し先に、同じ鳥がもう一羽飛んでいるのを見ると、餌場に移動中か何かで通りすがったところを不良に襲われたようだ。
カラスにしてみれば、ほんのちょっとしたお遊びのつもりかも知れないが、囃し立てられ、追いかけ回される方はたまらない。あの声とあの黒装束だ。どこぞのチンピラに絡まれた、通りすがりのか弱き旅行者みたいで、つい同情してしまった。
遠くて青空をバックにしているので何の鳥かよく分からなかったが、白い体にベージュのような色がちらっと見えた気がするので、アマサギかも知れない。しかし、このオレンジがかった色は冬には消えてしまうらしいので、違うかもしれない。滑空する様な飛び方もしていたので、この類の鳥だろうと思うが、あるいは、この辺でよく見掛けるコサギかも知れない。
カラスは、鳥類のなかでも最も知能が発達しているとされている。ある程度の社会性を持っていて、協力したり、鳴き声による意思の疎通を行っている。遊戯行動(電線にぶら下がる、滑り台で滑る、雪の斜面を仰向けで滑り降りるなど)をとることも観察されている。この遊戯行動が、チンピラ紛いの悪さとなってパワハラをするのだ。
4色型色覚で色を識別でき、人間と同じRGBに加えて紫外線も識別できるという恐るべき鳥だ。人間の個体を見分けて記憶したり、植物・家畜やペットを含む哺乳類・鳥類などを区別して認識できるという。
人間の個体差まで分かるというのだから、好き嫌いもあるかも知れない。ビジュアル系が好きとか毛深いのが嫌いとか、奴らは高みから人間を観察してああだこうだと噂しているのかも知れない。
幼鳥から飼えば良く慣れるし、九官鳥の様にしゃべることもできる。猫と一緒に飼っていれば、機嫌の悪い時には猫をいじめたりするかも知れない。
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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最終更新日
2014.12.24 11:01:08
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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