歌 と こころ と 心 の さんぽ
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♪ 深遠で神秘なるものかたわらに眠りゐる猫いとしき伴侶
血尿が出てぐったりしていた猫を病院に連れて行った。熱を測ってみれば40.5度ほどあり、相当な高熱だということが分かった。原因はまだよく分からないが、血尿がある事と熱があるのを取りあえず取り除くために手当をしてもらった。 先ずは点滴。猫は他の動物とは違う特徴をいくつか持っている。猫は背中の首の後ろに水を溜める場所があって、その水を使って水分の調整をしている。ちょうど駱駝の瘤に当たるようなものがあるらしい(この事を知らない犬猫専門医が居たりするので驚く)。そのため、点滴はその部分に入れてやればよく、いたって簡単にあっという間に終わった。注射も同様にその場所に打つので、無造作にブスッと刺しても痛がる事も無く終了だ。 こんなにでかくなっても、寒いと膝に乗って来るピピ。 また、猫は尿を水分として再利用するために体を再循環させるらしい。そのためオシッコの回数が、犬などに比べてかなり少ないという。再利用しているうちに尿の色も濃くなる。そして、猫のオシッコが物凄く臭いのはその為らしい。 身体の水分に対して、これほどまでに巧妙な仕組みを必要としている猫の、そうなった理由が知りたいものだ。 去勢済のピピはオス紛いのニューハーフだ。 猫の最も特徴的なのは、いわゆるメンスが無いこと。それをカミさんに聞くまで知らなかった。始終体を舐めまわして毛づくろいする猫は、そういうものも舐めてしまうのだろうと思っていた。これを知らない人はかなり多いと思う。 猫科の動物は交尾の刺激によって排卵し、受精するような仕組みなっている(誘発排卵)らしい。交尾刺激で排卵受精するので、受精の確率が非常に高くなる。妊娠期間中でも刺激があれば排卵するので、発情期中に別のオスと交尾すれば父親違いの子供を妊娠することになる。2~3日交配日がずれても関係なく、妊娠することができるというのだ。受胎率が高く、仔猫の生まれる確率も高い。子猫一匹一回の受精で、野良ネコなどは、違う相手と何度も交尾するため、色んな種類の猫が生まれることになる。 猫の他にウサギやハタネズミ亜科のネズミ、フェレット、イタチ、ミンク、テンなどが同じ仕組みで、ネズミでもネズミ亜科のラットやマウスは、先に排卵をする自発排卵の動物だそうだ。 この子猫たちには、父親は4匹いるということになる。 野良猫がどんどん増えるのにはこんな理由が有ったんだねえ。野良犬はほとんど見掛けなくなったが、野良ネコはどこでも問題になっている。無責任に餌をやる人も多く、有名になっている猫島でもその管理には頭を痛めていると聞く。 この生命に対する猫族の仕組みには奥深い神秘を感じますね。 犬は安産のお守りにされたりしているが、子供を生むという意味では猫こそそれに相応しい。不妊で困っている方は、猫をお守りにすると良いかも知れない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。 ◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。 ★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月) ☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行 ●「手軽で簡単絞り染め」
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sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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