♪ 建前のおみきの残り些些二升 秋の夜めでる独酌のささ |
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呑兵衛には、酒が切れた頃に丁度いい具合に酒が巡って来るという事がままある。それは本人がそう感じているだけで、頂きものなんて何時も突然やって来るものだ。
「酒はお好きですか?」と聞かれれば、「大好きです!」と答えるのだから、貰い物で困っている人が持って来てくれる。これはモノを無駄にしない精神と適材適所の応用として理に適っていると、嘯いて憚らない。
私はアル中でもないし、酒がないと生きられない程の酒好きでもないと思っているが、嗜好品と「百薬の長」として無くてはならない。まあ、気分を明るくしてくれるトランキライザーや睡眠導入剤のハルシオンなどの常備薬みたいなものだ。
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」牧水じゃないけれど、秋の夜は酒が恋しいのも確か。
普段はジェネリックの様な安い酒ばかり飲んでいるので、たまに良い酒を貰ったりすると飲む前から羽化登仙の気分になる。
今回戴いた二升の内に一本は、知多郡阿久比町にある醸造蔵「丸一酒造」のもので、名古屋国税局品評会の純米酒部門で優等賞を受賞した「ほしいずみ」。飲んだこともない酒蔵の酒だが、安酒に比べれば不味いはずはないでしょう。知人に「久しぶりに逢って、飲まない?」と声を掛けてある。
この「ほしいずみ」の吟醸酒は、平成26年度の全国新種鑑評会で金賞を受賞しているらしい。
そもそも吟醸・大吟醸自体が、鑑評会の中から生まれたものだとか。鑑評会に出すために「吟味し醸した酒」その総称が“吟醸”なのだそうです。
吟醸酒は、「吟醸香」という独特の香りが特徴で、それを生むのは酵母菌。元気がよく香りを造りやすいタイプの酵母菌が飢餓状態に陥ったとき、つまり、食べたい糖分が不足したときに吟醸香を出すらしい。
酵母の食べる糖分は、麹が米を分解することによって作り出される。そのために麹はゆっくりと糖分を補給していくタイプの作り方をしなくてはいけない。それに適しているのが「つきはぜ」という吟醸用の麹。この麹は、ふつうの純米酒や本醸造とはまったく違う造り方をするのだそうです。
また、大吟醸の大吟醸たるゆえんは、雑味のひとかけらもない味わいにある。その雑味成分を削りとるため、お米を極限まで贅沢に磨きあげる。銘柄によっては40%まで削り取ってしまう。
香味ともに一点の曇りもない鏡のような味わい、寸分の狂いもない味わい、そういう大吟醸でなければ、鑑評会での上位入賞は果たせないという。
酒の区分
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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最終更新日
2015.10.05 09:40:17
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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