♪ 詠むほどにすさぶわが歌忌まわしを倦まず記さむ日々の何をか |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
永い間を続けて来た短歌日記。続けるほどに下手になっていく。マンネリ化しているのも確かで、何か違った形に変えたいと思っているのだが良い案が浮かばない。
来年の4月いっぱいで丸10年目になるのでここで止めたくはない。確実に視野も知識の幅も広がっているし、ボケ防止にもなっている。もちろん、続けるために犠牲になっているものは有るが、それを凌いで楽しみと面白さを感じて来た。
毎日のルーチンでもあるし、充実した一日の励だしモチベーションでもある。引き出しを多くしそこに入れるものを探し求めることも楽しいもの。カメラを持ってウォーキングに出る、本を読み映画を観、個展を観に行き人と話をする。普段やらない事をやってみたり新規のモノ作りを始めたり、邪なことを考え、花盗人になったりもする。
故里や亡き父母を偲んだり子供の頃を思い出したり。空を眺め月を愛で、風の音や匂い、木々や自然の移ろいに心を寄せる。TVのニュースや新聞の記事、世界の動向や情勢に目を凝らし、スポーツに一喜一憂する。
ミクロからマクロまでの様々なものに囲まれて生きていることを驚きを持って感じ、驚嘆し、崇敬の念を抱きながら、己のあまりの小ささに愕然とする。
生きていることを考えることは死を認識すること。そういう事を考える年齢となって、「余生を生きる」という様な日々を送りたいとは思わない。人間一度は必ず死ぬのだから死を恐れることもないが、ただ無意味に長らえることを良しとはしない。
「良い歳をして」「隠居」という言葉は死語になった今、自分の人生を誰の世話にもならずに好きなように生きることが必須の時代。
心身共に健康であり続け、やがて来る死を迎えるために出来るだけの事はしなければならない。個々人それぞれ同じはずはなく、自分にしか出来ない生き方を模索していくしかない。
自分がどうあろうと地球は回っているし、宇宙の運航にとって人間の存在など無に等しい。コガタスズメバチが誰にも指図されず、毎日せっせと巣を築きあげているように、この世に生かされている存在としての使命を想う。
はてさて、これからどうしていくのやら。やるべきことは幾らでもあるので、その中で考えていく事にする。
|
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
|
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る
Re: ◆ マンネリあるいは倦怠期、それとも・・・(10/13)
|
sweetranran さん |
蜂の巣が一回り大きくなって模様も細かくなってるみたいでびっくりポン!でした。
tnkは、続けるかどうかを迷う段階は過ぎて、もうすっかりサンキューさんのライフワークになっていると思ってました。
(2015.10.13 15:18:42)
Re[1]: ◆ マンネリあるいは倦怠期、それとも・・・(10/13)
|
sunkyu さん |
sweetranranさん
こんばんは。
止めるがどうかを迷ってるというより、マンネリを打破するにはどうしたらいいかという事です。短歌にも「倦まず記さむ」と詠んでいます。
長くやっていればそういう時期は必ずやって来るものです。その壁をそうクリアしていくか。雌伏の時を設けるか、もう一段ギアを上げられるか、慌てて結論を出すべきではないと思っています。
(2015.10.13 19:28:13)
Re: ◆ マンネリあるいは倦怠期、それとも・・・(10/13)
|
ぎいこ さん |
このお歌の気分、とてもよくわかります。
私は、よいお歌だとおもいます。
迷い迷い、時には確信をもちながら生きること。
私は、きょうはゆっくり、ドン行と快速を乗り継いで、大阪に。疲れ休めでもあり。
(2015.10.14 10:41:51)