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2021.07.07
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カテゴリ:考察
呪術廻戦 両面宿儺について

(1):両面宿儺について



⚪両面宿儺とは奈良時代の720年頃に書かれた書物 「日本書紀」に登場する異形の鬼がモチーフとなっています

両面宿儺は日本書記では仁徳天皇の時代に飛騨国今の岐阜県にスクナ(宿儺)という人物がおり1つの胴体に2つの顔と胴体のそれぞれ(合計8本の)手足を持っており
その力は強く俊敏であり左右に剣を携えて4本の手には弓矢を使ったと言われています

⚪この2本の剣は「解(カイ) 」と「捌(ハチ)」 の2種類の斬撃と
弓矢は炎の矢を放つ「開(フーガ)」のモチーフとなっていると思われます

日本書紀では宿儺は天皇の命令に背いて人民から略奪することを楽しんでいたため武振熊命(タケフルクマ)に討伐されたそうです

⚪史記においては昔から朝廷に従わない豪族や貴族などは異形の怪物として描写されています

日本最強の鬼として有名な大江山の「酒呑童子」も大和朝廷に従わない大江山の製鉄民だと言われている説もあります

⚪両面宿儺も5世紀に大和政権の勢力が飛騨地方を征服しようと企てておりその地の豪族と接触した事実を反映されていました
朝廷に従わない地方豪族がその原形だと言われているようです

(2):岐阜県では英雄扱い



その一方で岐阜県の民間の言い伝えでは両面宿儺は神や英雄などの崇高な存在として伝えられています

日本書紀で伝えられる内容とは全く正反対のキャラクターになっています

例えば丹生川の言い伝えだと救世観音の化身として千光寺を開き天皇の命令により「七儺」という鬼を討伐しており神宝の一つとして「七難の頭髪」を挙げ神主家の説として鬼神七難が神威により誅伐されたとも言われています

他にも関市下之保の言い伝えでは飛騨国に居た両面四臂の異人が高沢山の毒龍を討伐したと言われています

金山町誌では武振熊命が討伐に来 ることを知った宿儺は出波平から金山の小山に飛来した宿儺は37日間大陀羅尼を唱え国家安全・五穀豊穣を祈念して高沢山へ去ったと言われています


さらにこの宿儺と親しまれた偉人は飛騨から高沢山に移って観音の分身になったとも言われています

日本書紀では悪鬼として征伐されていた両面宿儺ですが岐阜県などの言い伝えでは逆に悪鬼や毒龍といった「邪や物怪」を討伐する英雄として語られています

また両面宿儺を祀った千光寺や円空仏寺宝観、宿儺堂などでは宿儺の石像や坐像があります
また宿儺かぼちゃなどにも使われています

無病息災のとしてかぼちゃを食べていたようですね♪

日本書紀は藤原氏にとって都合のいい解釈として書かれていることも多いので
朝廷側の視点で描かれたものですなので朝廷に従わない宿儺は「悪鬼」だったのでしょう
しかし飛騨地方の人々からすると政権の侵攻に対抗する宿儺は国を守ろうとする英雄になりますよね

(3):正義と悪とされる人物



少し話はそれますが他にも正義と悪として書かれている人物がいます

⚪ヴラド三世も他国から見ればやり過ぎなほど畏怖し戦いたと言われていますが自国民(ヴラド三世側の人々)からすると敵国から国を守った英雄です
つまり脅威となる人物であっても視点が変われば味方にも悪にもなるということです

⚪他にも呪術廻戦で出て来た蘆屋貞綱のモチーフである蘆屋道満もそうですよね?

蘆屋道満は安倍晴明にも劣らないほどの天才ではあるけれど性格面に難があったために悪として描かれていますが地元民(播磨国)では厄除け・魔よけの神様として知られています
いわゆる「ドーマンセーマン」というものが有名です
見たことや聞いたことがある方もいると思います

⚪ドーマン

・蘆屋道満が得意とした修験道秘法である「九字切り」を模した紋様をしており「ドーマン」とも呼ばれています

⚪セーマン

・安倍晴明の紋様である五芒星のことを「セーマン」とも呼ばれています
今でも魔除けの印として知られています

(4):畏怖のイメージ?



呪術廻戦の世界観では「特級仮想怨霊」 とは

真人曰く「呪霊は人間から漏出した呪力の集合体」

「実在しなくとも共通認識のある畏怖のイメージじゃ強力な呪いとなって顕現しやすい」そうです

つまり九尾の妖狐などのイメージがある「畏怖の対象」は「特級仮想怨霊」として顕現しやすいということです

日本書紀に描かれた民から略奪を楽しむ両面四臂の怪物=両面宿儺はまさに共通認識のあるイメージとなるのです

両面宿儺は畏怖のイメージから生まれた「特級仮想怨霊」 であると考えることもできます

これは五条悟が両面宿儺のことを「仮想の鬼神」と言っていたことにも納得出来ます

また虎杖悠仁は 「1000年生まれてこなかった宿儺の器」と言われていることから1000年前にも宿儺の器が存在していたとも考えられ
1000年前の呪術全盛の時代に圧倒的な力を見せた両面宿儺は何らかの形で受肉した呪術師と考えることができます

そしてその人物は大和朝廷の侵攻に抗い飛騨地方で英雄と称されていた豪族の末商ではないでしょうか?

両面宿儺の態度も「呪いの王」と「豪族」という二面性から来ているとも取れますね!








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最終更新日  2021.07.07 22:54:07



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