刃物研ぎの無駄話
師走に入って寒暖がリズム的に交替しながらやって来るようですね。日記をたどると気温、天気がそのようになっています今回は寒波が本格的にやってきたようで北の地方では雪との戦いが始まりました此方は昨夜来の雪が1,2cm降った程度ですが気温が低いせいか殆んど融けませんね降っては止み断続的に降るものですから外仕事は敬遠です。暖かな一昨日、冬タイヤに交換をしたので助かりました。------------------------------------------------------------- 女房殿の催促で包丁研ぎをしましたポリテクに通っていた頃は木工細工で刃物を取り扱ったものですがすっかり飽きが来てしまって工具が泣いています秋の観音さまの改装はこんな大げさな工具は使用しませんでした出してみると錆がポツポツと 「これは大変!」とノミ、手カンナ、電気カンナ、ナイフ等刃物研ぎは水を使用しますから冬場はあまりやりませんね。そこは横着者・・・用意シャクシャクと洗面器にお湯を入れてそれを利用して研ぎますから「冷たいっ!」なんてありません1本づつゴシゴシ手作業だったら長時間かったでしょうがそれでもたくさんありましたから2時間もかかりました。「刃物研ぎ」の万能機はありませんので殆んどが手作業ですが途中は機械を使用する事が多いですね<工具>収納前に撮るのに気が付いて、包丁はすでに台所です(笑) 何故かテスター(電気回路測定用)が? 現役時代でした・・・・この他に鎌、ナタ、鍬、マサカリ、ノコ等を見た友人が「今津宅は人殺し道具がたくさんあるな!」・・・・と ・冗談ではありません、この友人は町のお坊ちゃんだから浮世離れしているのです------------------------------------------------------<余談です>髭剃りは現在では電気式のがあって珍しくもありませんね・・・・もっと昔はカミソリは自宅で研ぎました。研げない家庭は砥ぎ師さんに研いでもらっていたそうです。そういう商売もあったのです、粋ないい時代でした。上手く研げたかを確認する方法は・・・上下にブラブラと吊った濡れ新聞が形くずれしないで「スパッ!」と切れたら合格だったそうですそうなるまで何回も練習して一人前になったのだそうですね エッ! 私にできるかって? 残念ながらそんなカミソリは現在では床屋さんぐらいしかないでしょうねえ<ところが訳ありなんです>カミソリは当時の用途は髭剃り専用でした。他には一切使用しません、人肌が相手ですから刃こぼれはありませんでした。砥石も専用の「仕上げ砥石」を使用したので入念に研ぐと良く切れるのですね。一般の刃物はそんなにまでするする必要はありませんどうせ台所で野菜その他のものを裁断するのですから・・・髭を摺るわけではありませんね。ほどほどで止めておいたが無難です、やたらと刃が磨耗するだけですそれよりも「切れなくなったな・・」と思ったら即、砥石で数回ゴシゴシやればOKです、殆んど切れなくなってから研ぐから辛いのですね。---------------------------------ポリテクで印象あるお話を聞きました「どうせ素人さんだから工具(刃物)は安物を貸与したら怪我人が出てきたのでメーカ品に替えたら少なくなった」・・・と粗悪で切れない刃物は余分な力が掛かって怪我をするのだそうです・・・ 目からウロコでした