カテゴリ:社会・生活
先月11月に株式市場に上場して民間企業になったゆうちょ銀行ですが、預入限度額を現在の1000万円から3000万円に引き上げるかもしれません。 かもしれないというのは、この限度額引き上げはゆうちょ銀行の経営判断ではなく、自民党からの提言によるものだからです。 民間企業になったとはいえ、ゆうちょ銀行はその持ち株会社である日本郵政の筆頭株主が財務大臣である以上、政府の関与を受けざると得ないのかもしれません。 でも、政府が民間企業に何かと口出しするのは良くないことですので、こういうことは慎んでほしいものです。 とはいえ、郵貯の預入限度額が増えるということは、庶民にとっては悪いことではないと思います。 現在は、郵貯には1000万円しか預けることが出来なので、それ以上の預金は一般の銀行に預けざるを得ませんが、どう考えても、一般の銀行よりも郵貯のほうが安心感があります。 つまり、一般の銀行は、もしかすると倒産するかもしれないという不安がありますが、郵貯であれば、まず、そんな心配はしなくても良いと思えるからです。 また、郵貯の預入限度額が増えることにより、一般の銀行の経営を圧迫するのではないかという意見もありますが、郵貯も民間企業になったのですから、そこは自由主義の原則に従って、お互いに競争をすれば良いと思います。 なお、都会に住んでいる人にとっては一般の銀行もいろいろと支店があって、好みで好きな銀行を選べるでしょうが、地方に住んでいる人の場合、地元の金融機関がゆうちょ銀行だけという場合もあるでしょう。 そういう人たちにとって、郵貯の預入限度額が増えることは嬉しいことになるのではないかと思います。 民間企業になったゆうちょ銀行に対して、政府が口出しすることには賛成できませんが、預入限度額が増えることに対しては一概に反対ということでもないと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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