カテゴリ:社会・生活
北海道の礼文島の縄文時代の遺跡で発掘された女性の歯の化石でDNA解析に成功したということが和裁になっています。
その解析結果から顔も複製されたそうで、その写真は以下のとおりです。 一見して女性か男性かわかりませんが、当時の人間は化粧とかしないでしょうし、髪の毛も伸ばしたままでしょうから、こんなものなのでしょうね。 ちなみにDNA解析の結果ですが、この女性は茶色の瞳で、髪の毛は細くて縮れていて、肌にはシミができやすかったとのこと、また耳垢は湿り気があったとのことです。 瞳や髪の毛などはDNAを解析すればわかるというはなんとなく理解できますが、耳垢の状態まで分かるとは驚きです。 また、お酒には強かったらしいということも発表されていて、どうしてそんなことまで分かるのか不思議ですが、科学の進歩というのは凄いですね。 なお、礼文島に暮らしていたことから海にすむアシカなどを食していたらしく、アシカは脂肪分が多いことから高脂肪食に適応した遺伝子も見つかったそうです。 縄文人は狩猟・採集で生活していたので、日々の食料を確保するのもたいへんだったでしょうが、礼文島では海の幸を積極的に食していたのでしょうね。 ちなみに、現代の日本人は縄文人のゲノムの約10%を受け継いでいるらしいことも判明したそうで、今後は弥生人のゲノムとの比較もして日本人の成り立ちを解明するとのことです。 日本人がどこからきて、どんな人たちと交わって現代のわれわれになったのか、とても興味深いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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