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カテゴリ:海外旅行
この日も8時にホテルを出発しトロギール旧市街には約15分弱で到着。 Fish market-Trogirの入口前を通過。 トロギールの街の手前には運河が。 本土との間に横たわる美しいこの運河も、都市防衛のためにめぐらされた堀であると。 運河には多くのプレジャーボートが繋留されていた。 小さなこの島の中に、宮殿、教会、塔が多数、そして要塞もあるのだ。 本島との間の運河に橋(Trogir橋)が架かっていて、これが島への入り口。 『Grad Trogir』と書かれた案内板。 世界遺産の Town Trogir であると。 この日のトロギール現地ガイドの女性。 トロギールは周りを城壁に囲まれた小さな島で、町の起源はギリシア時代まで さかのぼるのだと。そして狭い島内には歴史的建造物がひしめいていた。 そしてここでも狭い路地が張り巡らされていた。 トロギールは紀元前3世紀、古代ギリシア人が築いた植民都市。 南北500m、東西1kmの小さな島。旧市街は更にその半分ほどの広さ。 北門。 街の守護聖人 聖イヴァン・ウルスィニの像に守られた旧市街への入り口。 かつては市街全体が城壁に囲まれてたものの、現在はその一部が残るのみと。 守護聖人 聖イヴァン・ウルスィニの像が青空を背景に。 狭い路地を歩いて行くと、トロギールで一番の見所である聖ロブロ大聖堂が見えて来た。 聖ロブロ大聖堂は建築が開始されたのが13世紀初頭、完成したのは17世紀になってから。 聖ロブロ大聖堂。 建築に年月がかかったため、さまざまな建築様式が組み合わさっているのだと。 鐘楼の窓は1階がゴシック様式、2階がヴェネツィアンゴシック様式、 3階が後期ルネサンス様式。 鐘楼には登ることができるようであったが・・・・・。 聖ロブロ大聖堂前広場の聖ロブロ像。 正面入口のロマネスク彫刻は、13世紀にマスター・ラドヴァンによって つくられたものでクロアチア中世美術の傑作。 しかし、開館は9時から?のようで門は未だ閉まっていた。 門の上部には下から上にかけて、イエスの生誕と生涯を表しているのだと。 イエス像か? 時計塔に隣接するのは市庁舎(GRADSKA VIJECNICA)。 13世紀から14世紀にかけて建てられた後期ルネサンス様式の堅牢な建物。 大聖堂の建つ広場の奥には時計台が。 写真右の短い鎖に、かつては罪人が繋がれたとか 時計塔の横にはロッジア(LOGGIA)。かつては裁判なども行われていた場所。 南壁にはオスマン・トルコと戦って1520年に戦死した、郷土の英雄である ベリスラヴィッチ総督のレリーフが掲げられていた。 ロッジアという屋根付き集会スペースで、この地方の伝統音楽・クラッパ(KLAPA)が披露された。 クラッパとは男性のみのアカペラ・コーラスで、イタリアの方言で “GROUP” という意味であると。 歌詞は愛やワイン、海などをテーマにしたものが多く、歌詞の内容よりはハーモニーが 重視されるとか。 カメラをしばし録画モードに変えて撮影。 ロッジアの東壁には、税関としての正義、正確性などを象徴する、 天秤を手にする聖母のレリーフが。 そしてその前で、アカペラ・コーラスの男達がCDを販売。 我がツアーグループの方々が購入されていた。 ロッジアの天井の絵画。 47メートルの鐘楼を持つトロギールを代表する聖堂を再び。 南門 イヴァナ・パヴラ広場から細い路地を抜けて、南門にやって来た。 この先は埠頭。 対岸はチオヴォ島(Otok Čiovo)。 運河沿いの海岸通りのドミニコ会修道院と蘇鉄並木。 青空、青のアドリア海、南国の如き景観。 手前は歴史ある小学校らしく現在も使用されていると。 屋外のカフェテラスのガーデン パラソルは未だ開いていなかった。 ドミニコ会修道院の鐘楼。 ピンクの小さな時計も確認できた。 南門の先のカメルレンゴの砦。 島の南西部にあり、15世紀、それまであった塔をヴェネチア人が改築して建てられたもの。 オスマン帝国から街を守ると同時に、ヴェネチア支配に反抗する住民から身を守るためでもあったと。 砦に上るとトロギールの街とアドリア海が一望できそうであったが・・・・。 狭い路地を歩いて行くとマウントカーメル教会の鐘楼が顔を覗かせた。 再び聖ロブロ大聖堂前に戻る。 門の前に立つ、アダムとイヴを背に乗せたライオン像。 そして見学を終えTrogir橋を渡り、バスに戻ったのであった。
Trogirの小さな旧市街は、中世に作られた城壁や家々の建物がほとんどそのままの状態で 残っていたが、歴史的にも貴重なもの。 青い空、青い海そして赤煉瓦の屋根と白壁の街並みのコントラストが何とも言えず、 いつまで眺めていても飽きない時間そして景観なのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.01 21:47:44
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