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カテゴリ:JINさんの農園
先日、イチゴの苗の定植を行いました。 今年のイチゴの収穫が終わった6月下旬ごろに太くて生育の良いランナーを残しておいて 子株を育てて来ました。そして子株の根がしっかりと根付いたら、子株の根元からランナーを 親株側数センチを残してハサミで切り取りました。そして切り取った子株は この苗床に植え付け更に苗を生長させておいたのです。 子株は親株から見て最初のものは病気などを受け継いでいる可能性があるので利用しないで、 2番目以降の子株を利用するようにしたのです。 すなわち長男(太郎苗)は利用せず、次男(次郎苗)、3男(三郎苗)・・を来年用の苗として 利用するのです。 定植用の苗床を作りました。 堆肥、化成肥料、鶏糞そして少量の過リン酸石灰を施肥しました。 イチゴの肥料は肥料は窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)、その他の要素(Ca、Mgなど)を バランスよく与える必要があります。 特に、実の付きをよくしたり味をよくしたりするには、リン酸が必要と昔母から。 植付け用の苗床は写真のように20cm程盛り上げて造りました。 そして約30cm間隔に2列で植え付けました。 定植の際は浅植え、深植えにも十分注意しました。 特にクラウン部が土に埋もれないように深植えは厳禁。 クラウンとは「王冠」の意味で、イチゴでは葉柄の付け根である地上部の短い茎の部分を 表しています。すぐ下の地下部の葉柄の付け根からは根が出ます。 クラウンが大事なのは、その中に生長点があり、新しい葉や花房が そこで形成されるから。クラウンの大きさで果数などがある程度予想することが 出来るのだとこれは近所の農家の方から。 定植後はタップリ潅水する必要が有るため、翌日は雨との天気予報からこの日にしました。 翌日はたっぷりの降雨、1週間位は株元が乾かないようなったので活着が促進され 根付いてくれた株の状況です。 苗も再び生き生きと立ち上がって来ました。 定植後に発生したランナーは早めに摘み取って株の充実を図るようにしています。 また、古くなった下葉は摘み取り、出来ることなら展開葉が5~8枚の状態にして 冬を迎えられればベストなのですが。 そして今年も孫用にプランター4鉢にも3本ずつ苗を植え付けました。 イチゴは寒さが厳しくなると休眠する性質を持っていて、寒さが厳しくなればなるほど 活動を停止し、寒さから身を守るのです。そのため、低温、乾燥に耐えられるのですが、 プランター栽培の場合は、極度の乾燥はイチゴの株を枯らしてしまうので注意が必要 なのです。 そして年越し立春を過ぎると陽射しは日増しに強くなり、休眠しているイチゴの株は、 気温、地温の上昇を待ち望んで来ます。地域差はありますが、3月を迎える頃にはイチゴの葉も いくらか緑色を増して、少しずつ活動を開始します。この頃、保温資材を取り除き、 枯れた葉や古い葉をきれいにに取り除きます。付けておくと病害虫の発生源になるのです。 次に地植えのものは、黒いポリフィルムでマルチングをしてやります。 株全体をすっぽりと覆い、株の真上を小さく切って、株全体を引き出すのです。 マルチングをすることにより、地温の上昇、雑草の発生防止、泥のはね上がり防止、 イチゴの実の腐敗防止等々の効果が大いに期待出来るのです。 そしてソメイヨシノの開花期まもなくイチゴも開花を始めるのです。 開花からおよそ1ヶ月で収穫を迎えます。 我が家ではゴールデンウィークの終わり頃になるのです。 下の写真は、今年の5月中の最後のイチゴ収穫の状況です。 来年も真っ赤な実をたくさんつけ、孫と一緒にイチゴ狩りを楽しみたいと思っている 「ジイジ」なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.11 00:00:16
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