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JINさんの陽蜂農遠日記

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2023.11.19
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カテゴリ:JINさんの農園
この日は10月28日(土)、「白旗神社の「湯立神楽」神事が14時から執り行われるとのことで
自宅近くから神奈中バスで向かう。
湯立神楽」は「白旗神社秋祭り」の特殊神事で、約800年前に京都の石清水八幡宮から
鎌倉の鶴岡八幡宮に伝わった「神楽」と言われ、両社では一時期途絶えことで原型を残しておらず
藤沢・白旗神社で行われている「神楽」が原型に一番近いとされている、と言われる
神事とのこと。
「白旗神社」には初詣、藤の花見物等で今まで何回も訪ねているが、湯立神楽神事に行くのは
初めてなのであった。
バス停「白旗神社前」で下車し、「白旗神社」に向かう。
「白旗川」に架かる「御典橋」を渡る。



社号標石「白旗神社」。
平成8年8月に建立された。社名の「白旗」は平家の赤旗に対する源氏の旗
源平の戦いの時に敵味方を区別するものとして使われ、このとき以来、源氏の象徴として
白旗が用いられることになったのだ と。



正面に「大鳥居」。
日本初のグラスファイバー製の大鳥居であると。

高さ8m、幅6mの明神鳥居で、昭和59年12月に建立された。
地震対策のために軽量で耐久性のあるグラスファイバーを取り入れ、建設時には新聞、テレビ、
週刊誌等で報道されたのだと。




大御神灯
慶応元年(1865)6月に建立、高さ17尺(5.1m)、台座の底辺は7尺(2.1m)。



石段の上に拝殿が見えた。



参道左手に「手水舎」。
この「手水舎」は平成5年7月に建てられた。



手水石は真鶴の銘石、小松石で作られている。参拝の前に身を清める場所。



唐破風下の見事な唐獅子の彫刻
小鳥、馬、猿。唐獅子、菊の花、亀、飛龍などの彫刻があり、江戸時代や明治なら通常ではあり
得ない多様さであるのだ と。
四隅にある木鼻は龍であり、懸魚は鶴であることから鶴亀をテーマにしていることは確かだ。



亀の姿が。
源義経は、文治5年(1189年)閏4月30日に奥州衣川館で自害した。首級は鎌倉に送られ首実検
された。しかし、首級は腰越で曝されたあと江の島の対岸にある片瀬の浜に捨てられたが、泥に
まみれたまま亀に背負われ境川をのぼり藤沢の里にたどり着いたとされる。
また、社殿が建つ山は亀の形をしていることから亀尾山と呼ばれている。
それで、亀が大切にされているのであろうとのこと。



そして右手には源義経公武蔵丸弁慶公之像」。



この「源義経公武蔵丸弁慶公之像」は2019年(令和元年)10月竣工。
源義経公没後830年の「​​記念事業​​」👈リンク の一つとして建てられたのだ。



馬に乗る「源義経公」。
平安武将の大鎧を再現した見事な源義経騎馬像。
鎧だけでなく、馬具・轡(くつわ)なども忠実に再現したのだと。



顔にズームして。



そして「武蔵丸弁慶公」。
武蔵坊弁慶が主君の義経を仰ぎ見る忠義の士の姿。



ズームして。



さらに顔をズームして。



「義経公・弁慶公の御首は、文治5年(1189)6月13日に腰越の浜で首実検の後、金色の亀に
乗り当地に辿り着いたと伝えられています。義経公の首塚は、現在の位置より北に40メートル、
当社から南に150メートルの場所にあり、その御霊は当社に祀られました。
一方、弁慶公の弁慶塚は藤沢宿 常光寺内にあり、その御霊は常光寺内の八王子社に
祀られていましたが、現在は塚のみを残しています。一般的に神社は南向きか東向きに
建てられていますが、この八王子社に限っては、主君 義経公が祀られている白旗神社の方を
向いていたため北向きに建てられていたと謂います。
此度、令和御大典の嘉年と主従役儀830年の佳節を吉年とし、ここに源義経公・武蔵丸弁慶公の
銅像を建立し、御霊の平安と隆昌を永年に亘り祈り奉ります。」



そして「湯立神楽」の見学席に座る。



正面に神事の舞台の奉納品が。



「湯立神楽」の説明書をいただく。



湯立神楽
白旗神社に伝わる湯立神楽は江戸時代から承け継がれて来た神職が演じる格調高いお神楽です。
大釜に熱湯をたぎらせ湯華(湯玉)の立ち昇りでその年の吉凶を占います。」



神事の舞台を確認する宮司そして神職の皆様。



「湯立神楽 十二座」の案内。



湯立神楽の解説(十二座)」。



湯立神楽の解説(十二座)
一、打囃子(うちはやし)
  はじめに笛・締太鼓・大胴の楽器によって音合わせをします。神職一同でこれからの奉仕に
  備え祈念をし心意気を高め調子を揃えるのが打囃子です。
二、初能(はのう)
  宮司が左手に広げた扇に洗米をのせ、右手に鈴を持ち四方にお米を散供(さんく)して、
  諸々の霊を和め清める舞です。
三、御祓(おはらい)
  お神酒とお祓いの道具を持ち、舞に使うすべての道具・斎場(さいじょう=神さまが
  降臨される場所・釜場・火・水)を祓い清め、神様の降臨を待つ舞です。
四、御幣招(ごへいまねき)
  神楽の対象となる産土神(うぶすなのかみ)・火の神・水の神をお招きする舞です。
  舞が終わると参列者に恩頼(みたまのふゆ=神様の御霊魂)を授ける神事があります。
五、湯上(ゆあげ)
  火の神と水の神が結びついてできた熱湯に湯たぶさ(笹)を浸し、熱湯を桶に汲み取り、
  神前に捧げます。
六、中入れ(なかいれ)
  前半の清め・祓い・神招きが終了して短い休憩となります。神職は狩衣(かりぎぬ)を
  脱いで白衣・袴の姿になり、後半の新人共楽の神楽に備えます。また神前にお供えされている
  お神酒とお赤飯を参列者に分かちます。
七、掻湯(かきゆ)
  御幣(ごへい)で四方を舞い鎮め、舞が終わると大釜の前に進み、煮えたぎった湯釜を
  御幣の串で掻き回すと、渦巻きが生じて湯華(湯玉)が立ち昇ります。古くはこの湯立ちに
  よってその年の吉凶を占いました。湯立神楽を象徴する舞です。
八、大散供(だいさんく)
  初能(はのう)の二人舞で、祓い清めの舞です。このお祭りに招かない八百万神
  (やおよろずのかみ)に洗米を散供し、四方を和め鎮めます。勇壮かつ優美な二人舞です。
九、湯座(ゆぐら または笹の舞という)
  二人の舞手が笹の葉で四方を舞鎮めた後、交互に大釜に向かい、熱湯を笹に浸して参列者の
  頭上に散らし掛けます。このしぶきを浴びると災難病魔を祓い除けると言い伝えられて
  います。
十、射祓(いはらい または弓祓と書く)
  四隅に矢を放ち悪霊を退散させます。最後に正面(神前)に向かいますが、悪霊がいないため
  矢を放たず鳴弦(めいげん)にとどめます。四方に放たれた矢を授かると開運招福・息災延命
  になると伝えられています。
十一、剣舞(けんまい)
  赤面の天狗(猿田彦)が剣を持ち邪悪を清め、悪しき大気を体内に吸い込み浄化され、二本の
  指で空中に九字を切り、護身・除災・勝利のまじないをしながら豊年万作・大漁満足・
  天下泰平を祈念し、天地運行の乱れを正します。
十二、毛止幾(もどき)
  剣舞の途中より黒面の山の神がしゃもじを持って現れ、天狗の真似をしたり滑稽な仕草を
  しながら、斎場にいるすべての人の心に平安と安らぎを取り戻させる『もどき』で神楽は
  終了します
神楽が終わると斎場に取り付けられた紙垂(しで)を持ち帰り、家の神棚に祀り、災い除けにする
風習があります。



我が座席の真ん前に「大釜」が。



「大釜」、木材の確認をする宮司。



「大釜」下に木材を差しいれ、火入れの準備を。



神さまが宿るとされる榊(さかき)という木の枝に、紙垂(しで)や麻を結びつけた
玉串」の確認。



そして「大釜」への火入れ





新聞紙を挿入して火起こし。



神棚をズームして。
左から塩、野菜、ご神酒、米、餅、榊。
その下に赤、黒の鬼の面が。



奉納品の神酒瓶、稲束、米袋。



藤沢市指定重要無形民俗文化財
湯立神楽
白旗神社を中心に神官により継承されている神事芸能。湯立てを伴う神楽で、湯花神楽、
鎌倉神楽等の名称で、藤沢、鎌倉から三浦半島一円におよんでいる。古くは、関東一帯に分布
したとされる神代神楽を源流とし、鎌倉の鶴ケ岡八幡宮の神楽男が伝承し、次第に近隣に定着した
ものとされる。「湯立て」という神事手法に組み込まれた神楽には品格があり、舞にも洗練された
ものがある。演目は十一で打囃子、初能、御祓、御弊招、湯上、中入、掻湯、大散供、笹の舞、
弓祓、最後の剣舞・毛止幾で神人共楽の内に終了する。
  白旗神社神事 十月ニ八日
   平成ハ年三月一日指定
               藤沢市教育委員会」



火がついた大釜。



赤い炎が激しく。



「湯立神楽」の神事舞台を再び。



観客も増えて。



準備完了。



「大釜」の火の面倒を見る方も真剣に。



再び鬼の面をズームして。



剣舞を行う赤面の天狗(猿田彦)



黒面の山の神



準備された「玉串」をズームして。



白旗神社の社紋・義経(源氏)の紋章笹竜胆」。白の地下足袋を履いて、あくまでも白。
笹竜胆紋は、笹に似た5枚の葉を下向きに広げて描き、その上に3つの花を描く
村上源氏、宇多源氏一門の代表家紋。また、清和源氏の一部でも使用されている。



舞台を丸く半円で囲む観客。





社のカメラマンも神事の舞台を写真撮影。




                    ・・・​つづく・・・








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Last updated  2023.11.19 06:05:09
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Re:白旗神社・湯立神楽へ(その1)(11/19)   水村喜作 さん
白旗神社の湯立神楽は、以前石川諏訪神社の副総代をしていた時に何度か行ったことがあります。 (2023.11.19 07:28:18)

Re[1]:白旗神社・湯立神楽へ(その1)(11/19)   jinsan0716 さん
水村喜作さんへ
ご無沙汰です。書き込みありがとうございます。
当日も、代表が玉串奉奠をされたのでは!? (2023.11.19 12:21:31)


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