暖かい日が続いた後に連日の冷たい雨。
完全に気が滅入ってしまった。
まだ当分このような天気が続くようである。
BMW Japan から、水平対向エンジンのカルダン・シャフトのメンテナンスについての通知が、令和5年12月という日付で届いている。リコールと言えばリコールである。
カルダン・シャフトは、エンジンの回転をリアホイールに伝える、いわゆるシャフト・ドライブのシャフトである。
バイクのスイングアームの中を貫通している。BMW Motorradでは「リア・ホイール・ロッカー」というらしい。Schwarz は黒色という意味である。色だけどうして日本語ではないのか。
英語の表記は Rear wheel swinging arm となっている。ドイツ語では Hinterradschwinge で、Googl翻訳で日本語に訳すと、リアスイングアームになった。
どうして日本だけスイングアームと言わないのだろうか。
2005年の R1200RT を購入したときは、シャフトの回転を直角に変換してリアホイールに伝えるベベルギアのオイルは10万kmに一回の交換と言われたが、1万kmの点検の時には1万km毎の交換に変わっていた。
この時は、BMW Motorrad に完璧を求めていたので、不可解に感じた。
そして今回のシャフトのメインテナンスについての通知。
6万km毎にカルダン・シャフトを無償で交換するというものである。廃車になるまで続けてもらえるとのこと。普通は一回になるのだろう。
また、2万km毎に、カルダン・シャフト状態を点検し、カルダン・シャフトのスプラインに専用グリースを塗布を行うという。これは有償で、オーナーが希望する場合に行うとのこと。
スプラインというもが私にはよくわからないが、シャフト両端の歯が刻まれた穴の部分であろうか。
カルダン・シャフトには非常に大きな力が掛かるのはわかる。交換不要からこのように変わったというのは、メーカーも想定外だったのだろう。
破断による事故が実際にあり、メーカーがようやく不具合を認めたということなのか。
通知の下部には、新しいメンテナンス・スケジュールの冊子をライダーズマニュアルに挿し込むと書いてあったが、先日のディーラー訪問の際にはまだ準備されていないと言われた。
通知から2カ月も経つというのにどういう有様なのだろうか。