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カテゴリ:磯採集’
2021年6月下旬に行った串本磯採集の回顧録。
観察した棘皮動物の紹介~♪ アラサキガンガゼ (Diadema clarki)。 いくつかのvariationがあって 観察していて楽しい。 またクラゲムシの共生を 探すのも面白い。 とまぁ個人的に とても興味深い観察生体である。 こちらも アラサキガンガゼ (Diadema clarki)。 肛門を見るとガンガゼかと 思ってしまいがちだが、 間歩帯の白点がない。 タワシウニ (Echinostrephus aciculatus)。 岩に穴を掘って生息しているウニ。 穴から出た棘は先端が白い。 この棘に引っかかった海藻などを 食べている。 ちなみに穴に不注意に手を入れて 棘が刺さった経験がある。 あの時は痛かったな…。 ツマジロナガウニ (Echinometra tsumajiro)。 先ほどと同様に棘の先端が白い。 そこらじゅうにいるウニだが、 興味がないわけではない。 ナガウニカニダマシが 共生していることがあるので、 時々これを探してしまう。 ニッポンコシダカウニ (Mespilia levituberculatus)。 管足にいろいろなものを付けて カモフラージュするウニ。 海藻や海に沈んだ落ち葉などを 付けていることが多いのだけれど、 この個体は少し重そうなものを 選んでカモフラージュしていた。 たぶんタコノマクラ (Clypeaster japonicus)。 でもユメマクラの可能性も あると思うので、 気が向いたら もっと観察してみようっと。 アカオニナマコ (Stichopus naso)。 なんだか昔話に 出てきそうな名前である。 大きめで目立つので、 意外と見つかる。 ニセクロナマコ (Holothuria leucospilota)。 クロナマコとよく似ているが、 慣れてくると、 砂の付着の有無や管足などから すぐに区別ができる。 キュビエ器官を持つ。 そしてこれ、 ハナゴウナ科の一種(Eulimidae sp.)。 この場所では、 ニセクロナマコに高頻度で この寄生貝が付いているので、 観察していて楽しい~♪ つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月05日 00時39分00秒
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