カテゴリ:真空管
CETRONの3D21WBという真空管を紹介します。
![]() この形状... ![]() 先日紹介しました7403という真空管に似ています。 製造元が同じ可能性も...。 何のリブもない板金して終わりみたいな無骨なプレート。 ![]() 如何にも暖まるまで時間が掛かりそうなカソード。 ![]() いいです。こういうの好きです!! これくらい電力を食うヒーターは魅力的です。 ![]() 規格はFrankさんの資料室の「3D21WB」規格が参考になります。 3D21Aや3D21Bは、Frankさんの資料室の「3D21A、3D21B」規格表でわかるとおり、プレート損失が15Wしかありません。 それに比べ3D21WBはプレート損失が40Wと大幅に増強され、使い勝手が良くなっています。 もう、A~BとWBでは全然別物です。 etracerで特性を測定してみましょう。 三結とビームで。 【1本目】Ef=6.3V, If=1.72A 三結 ![]() Ep=400V Eg1=-40.9V Ip+Ig2=75.21mA Ig2=8.08mA rp=1101Ω gm=6424μS μ=7.1V/V ビーム ![]() Ep=400V, Eg2=140V Eg1=-7.7V Ip=75.00mA Ig2=0.89mA rp=30321Ω gm=11598μS μ=351.7V/V 【2本目】Ef=6.3V, If=1.75A 三結 ![]() Ep=400V Eg1=35.2-V Ip+Ig2=75.53mA Ig2=9.59mA rp=1000Ω gm=8516μS μ=8.5V/V ビーム ![]() Ep=400V, Eg2=140V Eg1=-6.4V Ip=74.56mA Ig2=0.98mA rp=29609Ω gm=12005μS μ=355.7V/V 2本の性能にバラツキがありますが、使用感は無いので単なるバラツキでしょう。 選別でハネられた球の可能性もあります。 この球メインにする訳ではないので構いません。 三結の直線性は良くないです。 しかしこの球はオーディオ用途ではないので、それを期待してはいけません。 Ep280VEg1-30Vで40~60mAといったところなので、TU-8200Rでも使えます。 ![]() 悪くないです。いや、むしろ良い!! ビーム管接続は...どうなんでしょうね。 Ipカーブが撫で肩なので、三結より少しパワーが出るかな程度。 普通に三結の方が良さそうに思えます。 単純な測定結果のみでいえば、3D21WBは、7403という真空管の少し感度を良くした真空管というイメージです。(ピン配置は全く異なります) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 26, 2023 12:48:35 PM
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