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今が生死

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がっかりしたこと

2020.06.06
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テーマ:癌(3449)
カテゴリ:がっかりしたこと
アジサイ
夢のがん治療薬の基礎となる研究をしてノーベル賞を受賞した本庶佑氏が共同開発社の小野薬品に対して特許使用料の適切な配分金226億円を求める訴訟を起こすことを発表した。
本庶さん達が発見した抗がん剤というのは、もともと人間の体には外から異物が入ってきたり中から異物が出来てきたりする(がん細胞等)と体の中に備わる防衛軍T細胞(CD8)がそれらを察知してやっつけてくれるので癌も出来ないし病気にもならないことになっているが癌はくせ者でがん表面にPD-L1(ある癌はPD-L2を持っていることもある)をもっていて防衛軍T細胞の表面にある受容体PD-1に結合してしまうのである。すると防衛軍は癌細胞は悪者ではないと認識して攻撃しなくなってしまい癌細胞は防衛軍から攻撃を受けずにぬくぬくと育ってしまい最悪宿主が死んでしまうことになる。そこで本庶さん達が目を付けたのが防衛軍内にあるPD1という受容体の働きを無くせないかということであった。そこで開発したのがオブジーボと言う薬(PD1に結合する抗体)で、がん細胞が持っているPDL1やPDL2が結合したがっているPD1という接合手をオブジーボで塞いでしまい防衛軍が癌細胞らは悪者だという認識を変えさせないようにしたのである。その結果癌細胞は防衛軍に攻撃されて死滅してがん患者さんは助かるという仕組みである。画期的な研究で多くの医学者やがん患者さんは大きな期待を持っていたが現状では一部の癌患者さんは治るが必ずしもすべての癌患者さんが助かるという現状ではない。
そのような状況なのに発明者同士で分配金のことで争っている時ではないと思う。本庶さんは医者といっても我々のような臨床医と違うところがある。臨床医は金のことはどうでも何とか患者さんが助かって欲しいと願う。本庶さんは「アカデミアの成果を社会に正しく評価していただくことが必要だ」と述べている。その中には研究者に対する配慮はあるが患者さんに対する配慮はない。訴訟の結果は適正な裁判に委ねられることになるが、同じ医学者として残念でならない。訴訟していればがん治療薬であるオブジーボの更なる発展や治療効果向上への研究が遅滞することになる。折角画期的な研究をしたのだから共同研究者の小野薬品に不満があったとしても話し合いをしてオブジーボの効力をもっと高めるための研究を進めてもらいたいと思う。私の考えでは効かない症例があるのはがん表面にPDL1とPDL2があるのにオブジーボは防衛軍のPD1のみに注目してPD1に対する抗体を作ったがそれでPDL1もPDL2も防げるとは思えない。防衛軍側にPD2というPDL2の受容体があることも考えられ大いに研究を進めてもらいたいと願っている。






Last updated  2020.06.06 10:42:43
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2019.04.08
カテゴリ:がっかりしたこと
私の外来にきている患者さんから今度の県会議員選挙に今迄12回当選のMさんがまた立候補していると教えてくれた。すごく元気でバリバリ働いているとのことで強い地盤があるだろうから今回も当選だろうと思っていたが、新聞をみたら惜しくも次点で落選していた。
有権者はもう年だからと敬遠したのだろうか?本人も今迄ずっと当選してきたので油断してあまり選挙運動をしなかったのだろうか?私はその方にお会いしたことはないので実際のところは知らないが、外来患者さんの話だとバリバリに元気で自分達の話も良く聴いてくれるとのことで、当選間違いなしと思いこんでしまったが世の中はそれほど甘いものではなかった。
一般に定年のある職業と定年のない職業がある。正規雇用者に課せられていた定年はどんどん延長し、今は定年のない非正規労働者が増えており昔のようにくっきりしたある年齢で線が引かれることはなくなった。私の義兄はJRに勤めていたが10年以上前に定年になり今はT社の守衛業務をしており、それが板につきJR時代のイメージは薄れつつある。その守衛さんに定年があるかどうか知らないが自分から辞めるというまで働かせてもらえるのではないかと思う。
88歳の候補者の職業欄には農業と書いてあった。農業にも定年はないと思う。これからは定年は外から決められるものでなく、自分で決めるものになっていくのではないかと思う。






Last updated  2019.04.08 13:29:09
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2018.12.29
テーマ:母親(22)
カテゴリ:がっかりしたこと
息子が滋賀県に住んでいる。正月には年末年始の数日車で山梨まで来てくれていた。今年も受験を控えた孫とその母親は来れないが息子と孫娘の二人で来てくれることになっていた。そのために何万円分も肉を購入し、息子は発泡酒しか飲んでいないというのでビールを一ケース買い、寝る布団やシーツを日に干して、準備万端して30日に来るか31日に来るか楽しみに待っていた。ところが昨夜電話があって天候が悪いので甲府行は中止しますとの連絡が入った。がっかりだ。沢山買ったお肉はどうするのだろうか?腰が痛いのに押し入れから敷布団、掛布団を出してきて日に干した苦労も水の泡である。「これないんだって」とさらりと言っていたがさぞかしがっかりしていると思う。お肉だけでなくその他のおせち料理や息子が好きな鳥カレーなども既に準備してあり、その処分にも頭を悩ませなければならない。もうすでに47歳の立派な大人と高校1年の孫がくるといってそんなに準備するものかと思った。父親はのんきなもので殆ど気を使わないでせいぜいお年玉のこと位を考えていたが母親というものは全く違うのだなと思った。子供の年齢には関係なく何歳になっても面倒を見てやりたいという気持ちがあるようだ。母親はそれほど子供のことを思っているが、母親が病気になったり年老いてよぼよぼになった時はたして子供がそれほど思ってくれるかなと思った。滋賀県にも雪が降ったとニュースで観た。今度の正月は寂しい正月になりそうである。






Last updated  2018.12.29 15:00:19
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